「ジョージア魂」賞

日本コカ・コーラが協賛するプロ野球の賞 (2010-2014)

「ジョージア魂」賞(ジョージアだましいしょう)は、2010年から2014年まで存在した日本コカ・コーラが協賛するプロ野球の賞である。

概要 編集

2010年より日本野球機構のオフィシャルパートナー(協賛社)として日本コカ・コーラが就任するに当たり、同社が展開する缶コーヒーブランド「ジョージア」の冠を頂き、「全てはチームの勝利のために。そんな選手にささげる勲章」という考えから、プロ野球ファンと野球関係者(元選手、スポーツマスコミ関係者ら)が審査に参加する準公式表彰としてこの賞を制定した。

選考方法 編集

選考基準として「試合の流れを変えたファインプレー」、「チームに活を入れたガッツのあるスライディング」、「ここ一番で見事得点圏にランナーを進めた送りバント」などと言ったように、チームの勝利に貢献したプレーを野球関係者による選考委員が2週間を一つのくくりとして両リーグから3項目(計6項目)をノミネートする。

そのノミネートプレーから、ファンが専用サイト「ジョージアベースボールパーク」で厳正に審査・投票(各期間1人1回)してもらい、最多得票を得たプレーをした選手に対して賞金30万円とトロフィー、副賞としてジョージア缶コーヒー製品1年分(12ケース)を贈呈する。またファン投票参加者にも抽選で粗品がプレゼントされる。

更に、シーズン終了後、これら期間賞に選ばれたプレーの中から年間大賞(グランドチャンピオン)の投票を行い、そこでの集計結果や選考員の審議を踏まえて、年間大賞を贈る。

すぽると!』(フジテレビ系列)毎週日曜日放送分にてコラボレーション企画が展開される。ナビゲーターは当賞選考員でもある高木豊と、2010年度のみ浅田舞。2011年度は片岡安祐美徳井義実チュートリアル)。2012年度と2013年度は日曜日の同番組キャスター(田中大貴本田朋子ら)が担当したが、2014年度はそのコーナーを実施しなかった。

選考員 編集

2010年 山田久志 伊東勤 高木豊 桑田真澄 二宮清純 柳本元晴[1]
2011年 小林光男[1]
2012年 衣笠祥雄 梨田昌孝 工藤公康

年間大賞受賞者 編集

2010年
城島健司阪神タイガース 3月27日対横浜戦 開幕第2戦のサヨナラ本塁打)
2011年
田中将大東北楽天ゴールデンイーグルス 9月10日対日本ハム戦 斎藤佑樹との投げ合いを制す)
2012年
坂本勇人読売ジャイアンツ 7月7日対阪神戦 この日3安打に加え、8回表の好守で勝利に貢献)
2013年
田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス 8月16日対西武戦 日本プロ野球新記録の21連勝を達成)
2014年
大谷翔平北海道日本ハムファイターズ 4月20日対楽天戦 150キロ超えの直球でピンチを脱出)

選考委員特別賞受賞者 編集

2010年
天谷宗一郎広島東洋カープ 8月22日対横浜戦 先日の同僚・赤松真人に続くスーパーキャッチ)
2011年
嶋基宏(東北楽天ゴールデンイーグルス 4月12日対ロッテ戦 被災地を勇気づける勝ち越し3ラン本塁打)
2012年
前田健太(広島東洋カープ 4月6日対DeNA戦 プロ野球6年振りのノーヒットノーラン達成)
2013年
菅野智之(読売ジャイアンツ 4月13日対ヤクルト戦 好守備でピンチを切り抜ける)
2014年
山本昌中日ドラゴンズ 9月5日対阪神戦 64年ぶりに更新した49歳での最年長勝利)
稲葉篤紀(北海道日本ハムファイターズ 9月30日西武戦 引退宣言後に放った代打逆転本塁打)

脚注 編集

  1. ^ a b 当時週刊ベースボール編集長

外部リンク 編集