あがの (護衛艦)

海上自衛隊の、もがみ型護衛艦(FFM)6番艦

あがのローマ字JS Agano, FFM-6)は、海上自衛隊護衛艦もがみ型護衛艦の6番艦。艦名は福島県を源流とし、新潟県を通って日本海に注ぐ阿賀野川に由来する[1][2]

あがの
三菱重工業長崎造船所で艤装中の「あがの」
三菱重工業長崎造船所で艤装中の「あがの」
基本情報
建造所 三菱重工業長崎造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 多機能護衛艦(FFM)
級名 もがみ型護衛艦
建造費 約460~470億円
艦歴
発注 2020年
起工 2021年6月24日
進水 2022年12月21日
就役 2024年3月予定
要目
基準排水量 3,900 t
満載排水量 5,500 t
全長 133.0 m
最大幅 16.3 m
深さ 9 m
機関 CODAG方式
主機 ロールス・ロイス MT30 ガスタービンエンジン × 1基
MAN社12V28/33D STC ディーゼルエンジン × 2基
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
最大速力 30ノット
乗員 90~100名
兵装 62口径5インチ単装砲 × 1門
Sea RAM × 1基
RWS × 2基
17式艦対艦誘導弾 (SSM-2) 4連装発射筒 × 2基
Mk.41 VLS (07式 SUMほか) × 16セル(後日装備)
HOS-303 3連装短魚雷発射管 × 2基
搭載機 SH-60K 哨戒ヘリコプター × 1機
C4ISTAR リンク 22 戦術データ・リンク
レーダー 多機能レーダーOPY-2
ソナー OQS-11 対機雷戦用ソナーシステム
OQR-25 水上艦用ソナーシステム(VDS+TASS)
電子戦
対抗手段
NOLQ-3E 電波探知妨害装置
Mk.137 デコイ発射機 × 4基
その他 無人機雷排除システム(USV+UUV(OZZ-5)+EMD)
簡易型機雷敷設装置
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この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍阿賀野型軽巡洋艦1番艦「阿賀野」に続き2代目にあたり、海上自衛隊の艦艇では初の命名である[2]

本記事は、本艦の艦歴について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはもがみ型護衛艦を参照されたい。

艦歴 編集

中期防衛力整備計画に基づく令和2年度計画護衛艦として、三菱重工業に発注され、2021年6月24日三菱重工業長崎造船所で起工[3]2022年12月21日、「あがの」と命名され進水。艤装海上公試の後、2024年3月に就役予定[2]

脚注 編集

  1. ^ 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (2022年12月21日). "12月21日、三菱重工業(株) 長崎造船所において、もがみ型護衛艦6番艦の命名式・進水式が行われ「あがの」 と命名されました。". X(旧Twitter)より2022年12月21日閲覧
  2. ^ a b c “海自期待の最新護衛艦「あがの」進水 三菱・長崎 FFMもがみ型早くも6隻目”. 乗りものニュース. (2022年12月21日). https://trafficnews.jp/post/123445 2024年1月1日閲覧。 
  3. ^ 令和2年度計画護衛艦の起工式を開催”. 九州防衛局 (2021年6月24日). 2022年12月21日閲覧。

外部リンク 編集