うっかり博士の大発明 フラバァ

うっかり博士の大発明 フラバァ』(原題:The Absent-Minded Professor)は、1961年に公開されたウォルト・ディズニー・プロダクション製作のアメリカ映画。ソフト化の際に『フラバー うっかり博士の大発明』に改題され、映像もカラーライズされた。1997年に『フラバー』としてリメイクされた。

うっかり博士の大発明 フラバァ
The Absent-Minded Professor
監督 ロバート・スティーヴンソン
脚本 ビル・ウォルシュ
原案 サミュエル・W・テイラー
製作 ビル・ウォルシュ
出演者 フレッド・マクマレイ
ナンシー・オルソン
キーナン・ウィン
音楽 ジョージ・ブランズ
撮影 エドワード・コールマン
編集 コットン・ウォーバートン
製作会社 ウォルト・ディズニー・プロダクション
配給 アメリカ合衆国の旗 ブエナ・ビスタ・ディストリビューション
日本の旗 日本RKO
公開 アメリカ合衆国の旗 1961年3月16日[1]
日本の旗 1961年7月29日[2]
上映時間 96分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
次作 フラバァ・デラックス
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本作の主役ネッド・ブレイナード教授のモデルは、プリンストン大学の教授でDr.Boomと呼ばれていたヒューバート・アリア (Hubert Alyeaである。

ストーリー 編集

メドフィールド工科大学で化学の教授を務めているネッド・ブレイナード教授は、実験に没頭すると他の事を忘れてしまうため、自身の結婚式を二度もすっぽかしていた。彼の婚約者のベッツィは、三度目の正直を信じて式を楽しみにするが、式当日ブレイナード教授は弾力性の物体『フラバー』を発明し、式のことをすっかり忘れていた。彼は急いでベッツィのもとに向かうが、三度も裏切られたベッツィは関係を終わりにしたいと言い出す。しかし、関係を終わりにしたいと言い出しても、満足する答えは得る事はできなかった。一方で、大学が受けていた融資の返済期限が過ぎており、融資をしていたオールド・ラング・ザイン・ファイナンス社の社長で大学OBのアロンゾ・P・ホークは大学を潰し住宅地にしようと目論んでいた。そのアロンゾが、息子のビフをブレイナード教授が落第させたことに対して抗議しに来たが、口論となる。

そんな中、ブレイナード教授は所有するT型フォードに発明したフラバーを取り付け、空を飛ぶことに成功する。それを見ていたアロンゾは取引を持ちかけてきたが、教授は拒否し大統領にフラバーについて報告することにした。アロンゾは空飛ぶT型フォードを自分のものにするため、教授のT型フォードを別のT型フォードとすり替える。

キャスト 編集

役名 俳優 日本語吹き替え
ネッド・ブレイナード教授 フレッド・マクマレイ 羽佐間道夫
ベッツィ・カーライル ナンシー・オルソン 高島雅羅
アロンゾ・P・ホーク キーナン・ウィン 藤本譲
ビフ・ホーク トミー・カーク 松本保典
ルーファス・ダガット学長 レオン・エイムズ 村松康雄
シェルビー・アシュトン教授 エリオット・リード 江原正士
国防長官 エドワード・アンドリュース 加藤正之
シンガー空軍将軍 デヴィッド・ルイス 塚田正昭
空軍大尉 ジャック・ムラニー
チャッツワース夫人 ベル・モントローズ 鈴木れい子
エルキンズコーチ ウォリー・ブラウン 田口昂
レニー ドン・ロス 小室正幸
ハンソン巡査 ジェームズ・ウェスターフィールド
審判 アラン・カーニー 茶風林
シグ チャーリー・ブリッグス 辻親八
ホチキス将軍 アラン・ヘウィト 池田勝
オルムステッド海軍大将 レイモンド・ベイリー
消防署長 エド・ウィン 田口昂

その他:大山高男伊井篤史嶋俊介小関一星野充昭梁田清之種田文子

スタッフ 編集

日本語版スタッフ

吹替版

ノミネート 編集

第34回アカデミー賞
  • 撮影賞 - エドワード・コールマン
  • 美術賞 - キャロル・クラーク、エミール・クーリ、ハル・ガスマン
  • 視覚効果賞 - ロバート・A・マッティ、ユースタス・ライセット

脚注 編集

  1. ^ Release dates for The Absent-Minded Professor”. IMDb. 2012年10月2日閲覧。
  2. ^ うっかり博士の大発明 フラバァ”. キネマ旬報. 2012年10月2日閲覧。

外部リンク 編集