くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-

くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-』(The Damned United)は、2009年イギリスの映画デイヴィッド・ピースによる『The Damned Utd』を原作とし、イングランドサッカー界に、偉大なる功績を残した名将ブライアン・クラフの、苦難と栄光の姿を描く。トム・フーパーが監督し、マイケル・シーンブライアン・クラフを演じた。『英国王のスピーチ』(2010年)で、第83回アカデミー賞の監督賞を受賞した、トム・フーパーの作品。

くたばれ!ユナイテッド
-サッカー万歳!-
The Damned United
監督 トム・フーパー
脚本 ピーター・モーガン
原作 デイヴィッド・ピース
『The Damned Utd』
製作 アンディ・ハリース
グレイニー・マーミオン
出演者 マイケル・シーン
ティモシー・スポール
ジム・ブロードベント
コルム・ミーニイ
音楽 ロバート・レイン
撮影 ベン・スミザード
編集 メラニー・オリヴァー
製作会社 BBC Films
レフト・バンク・ピクチャーズ
スクリーン・ヨークシャー
配給 アメリカ合衆国の旗 コロンビア ピクチャーズ
日本の旗 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開 イギリスの旗 2009年3月27日
アメリカ合衆国の旗 2009年10月9日
日本の旗 未公開
上映時間 97分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 世界の旗 $4,091,378[1]
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あらすじ 編集

イングランド2部リーグ、“ダービー・カウンティ”の監督のブライアン・クラフはコーチのピーター・テイラーと共に低迷するチームを率い、FAカップに挑んでいた。

3回戦、ダービーの相手は1部リーグの強豪“リーズ・ユナイテッド”に決まり、クラフはリーズを万全の態勢で迎える。 しかし、試合には惨敗して、クラフはリーズの監督ドン・レヴィーに挨拶すらしてもらえなかった。屈辱を受けたクラフは、1部で対等に戦うために選手の補強を強行する。その後、ダービーは快進撃を続け、ついに1部リーグ優勝を果たすが、会長サム・ロングサンとの確執によりクラフとテイラーは解任されてしまう。

その後、クラフがリーズの監督として迎えられることになり、その際に意見が対立したテイラーとは袂を分かつことになる。前監督のレヴィーが、イングランド代表監督に就任したための抜擢だったのだが、クラフはレヴィーの下で輝いた成績を残したチームを自分ならさらに素晴らしいものに出来ると豪語する。 盟友でありコーチでもあったテイラーなしで乗り込んだクラフだったが、自信過剰発言や行き過ぎた行動で、選手達との溝が出来てしまい、成績を残せないでいた。

キャスト 編集

役名 俳優
ブライアン・クラフ マイケル・シーン
ピーター・テイラー ティモシー・スポール
サム・ロングサン ジム・ブロードベント
ドン・レヴィー コルム・ミーニイ
ジミー・ゴードン モーリス・ローヴ
ビリー・ブレムナー スティーヴン・グレアム
ジョニー・ジャイルズ ピーター・マクドナルド
マニー・カッシンス ヘンリー・グッドマン
サム・ボルトン デヴィッド・ローパー
オースティン・ミッチェル マーク・ベイズリー
デヴィッド・マッカイ ブライアン・マッカーディー
  • 字幕翻訳:小寺陽子

製作 編集

2006年に発表された、デイヴィッド・ピースの小説”The Damned Utd”を基にピーター・モーガンが脚色した。監督のトム・フーパーは、人気はあるものの映画の世界ではあまり日本には馴染みのいない、イングランド・サッカー界の裏話やイギリス人気質などを、当時のフィルム映像やユニフォームを細かく再現し丹念に描写した。 リアリティを出すため、選手役の俳優は元サッカー経験者によって構成され、趣のある木の座席や立ち見席が残っているチェスターフィールドFCの球技場が使用された。

参考文献 編集

  1. ^ The Damned United” (英語). Box Office Mojo. 2012年12月16日閲覧。

外部リンク 編集