さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト

さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト(さがみこリゾート プレジャーフォレスト、Sagamiko Resort Pleasure Forest)は、神奈川県相模原市緑区若柳にある自然に親しむことをコンセプトとしたレジャーランドアウトドアスポーツなどの施設がある。

相模湖リゾート株式会社
Sagamiko Resort
地図
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
252-0175
神奈川県相模原市緑区若柳1634番地
設立 2006年12月22日
業種 サービス業
法人番号 1021001017039 ウィキデータを編集
事業内容 さがみ湖リゾート プレジャーフォレストの管理・運営
代表者

取締役社長 茂手木

祐介
資本金 1000万円
売上高 10億円(2008年3月期実績)
従業員数 58名
主要株主 富士急行株式会社100%
外部リンク https://www.sagamiko-resort.jp/
特記事項:旧運営法人の株式会社相模湖ピクニックランドは清算した。
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概要 編集

プロレスラー力道山が、かつてこの地に広大なゴルフ場「レイクサイド・カントリークラブ」の建設を計画した。土地を買収し、ゴルフ会員権も販売した後、建設にも取りかかったが、1963年の力道山の死に伴い未完に終わった。その後土地が売却・転売され、この施設が建設された。

旧称は「さがみ湖ピクニックランド」。現在の運営会社は、富士急行子会社相模湖リゾート株式会社である。なお、キャンプ場の運営は株式会社ピカ(旧株式会社フジヤマ・クオリティ)が行っている。

2013年(平成25年)、富士山世界文化遺産に登録されると、富士急ハイランドのある山梨県富士吉田市では景観規制が導入されることになり、富士急行はハイランドに新設する予定だった絶叫マシンを一部当地に建設する意向を示した。この方針に基づく第一号のアトラクションが2014年に開業した「大空天国」である。以後、2016年にはハイランドの同種アトラクションと同日に開業した「極楽パイロット」が導入されたが、2017年以降はアジア初となる大型アスレチック「マッスルモンスター」や子供向けアスレチック「ハッスルスパイダー」、世界初の吊り橋型絶叫アトラクション「風天」といったアスレチック施設を中心に導入を続けている。その一方で富士急ハイランドでは、2017年にドドンパをリニューアルした「ド・ドドンパ」が開業した他、2023年には新規大型コースターZOKKONが開業した。

イメージキャラクターにくまのパディントンを採用しており、一部のアトラクションやキャンプ場に使用されている。

主な施設 編集

遊園地エリア 編集

遊園地エリアは「パディントン タウン」、「プレイランド」、「山頂エリア」の3つのエリアで構成されている。
パディントン タウン
世界初のパディントンベアのテーマパークとして2018年7月21日にオープン。
  • ハッスル スパイダー
    20種類のアクティビティが用意されている空中アスレチック。ネットで覆われている為、ハーネスを装着せずに楽しめる[1]
  • しゅっぱつ!パディントン号
    小型の機関車。
  • しゅつどう!パディントン消防隊
    ウォーターシューティング。
  • とつげき!パディントン探検隊
    ミニコースター。既存の「ひこーきコースター ペリカン君」のリニューアル。
  • パディントン博士のサイエンスメイズ
    6角形の小部屋が続く迷路。既存の「ミツバチ大作戦」のリニューアル。
  • パディントンの鏡の館
    鏡の迷路。既存の「ミラーメイズ」のリニューアル。
  • はっしん!パディントン飛行隊
    飛行機型アトラクション。
  • すすめ!キャプテンパディントン
    小型のバイキング
迷路百貨店
既存の3つの施設に新たに4つの施設を加えて2013年7月にオープン。(※は2013年に登場した施設)
  • 立体迷路 カラクリ砦
  • ミラーメイズ
    現在は「パディントンの鏡の館」にリニューアル。
  • ちびっこメイズ
  • ミツバチ大作戦※
    現在は「パディントン博士のサイエンスメイズ」にリニューアル。
  • コーン畑の冒険※
    実際にとうもろこしを植えて作られた迷路。現在は収穫されたため閉鎖。
  • ウォータートラップ※
    夏季限定。2014年よりじゃぶじゃぶパラダイスの中に移設。
  • はじめてめいろ※
アスレチック
  • 絶叫吊り橋 風天(2020年4月29日開業)
    世界初となる吊り橋型アトラクション。8本の吊り橋で構成されており、難易度の異なる4つのコースが用意されている。
    マッスルモンスターの隣に設置されている。フリーパス対象外。
  • 鳥肌コロシアム マッスルモンスター
    アジア初登場となる、92種類のアスレチックと屋上展望台からなる巨大アスレチック。園内山頂に位置し、一部崖にせり出している箇所もある。アスレチックとジャイアントスイング(巨大ブランコ)はフリーパス対象外で、展望台の利用は無料。
  • 空中アスレチック 天狗道場
    ロープや丸太を伝ってデッキ間を渡っていくアスレチック。初級・中級・上級の3コースある。フリーパス対象外。
  • SASUKEキッズアドベンチャー
    SASUKEとのコラボによるアスレチック。元々あった「ターザンマニア」の構造が活かされており、アクティビティの数も12種類から19種類に増えた。
  • 考えるアスレチック ピカソのタマゴ
    赤や青などカラフルな色遣いと不思議な形状を持った新しいタイプのアスレチック。2009年7月開業。2011年7月には拡大オープンした。入園料のみで利用可。
カートアトラクション
  • F-1カート
    山の中に設けられた全長約850メートル (m) 、高低差約20 mのコースを走行する、園内人気No.1のカートアトラクション。
  • バギーカート
    全長1,200 mのアップダウンの激しいコースを走行するカートアトラクション。
  • バンピーカート
    山の斜面を自動運転で走行するカートアトラクション。
  • 森のグランプリ(営業終了)
    2013年7月20開業。日本初となる常設電動式カートアトラクション。
ロストマウンテン(2017年1月27日終了)
園内全域を利用した、体験型RPGアトラクション。フリーパス対象外。
お山のかんらんしゃ
山頂にある観覧車。頂上は標高420 mに達する。
大空天国
山頂にある初の本格絶叫マシンとして2014年開業。2機の16人乗りブランコが、最高時速80キロメートルで高さ25メートル、最大115度までスイングする。
極楽パイロット
アームの先端に付いたライドが旋回し、座席に付いた翼を動かすと風を受けて揺れ、360度横回転させる事が出来るアトラクション。
ペアパラレルリフト
麓から山頂までを往復するリフト。2016年のさがみ湖イルミリオンより、レーンの増設や乗り場の床がベルトコンベアになるなどリニューアルされた。
パディントン ベアのスカイパラソル
パディントン ベアの空飛ぶブランコ
既存の回転ブランコ型アトラクション「チェーンタワー」のリニューアル。
パディントン ベア ティーパーティー
既存のコーヒーカップ型アトラクション「ハッピーティータイム」のリニューアル。
スカイライダー
空にまいあがるゾー
ジャンピングスター(2019年6月9日終了)
ひこーきコースター ペリカン君
現在は「とつげき!パディントン探検隊」にリニューアル。
メリーゴーランド(2019年6月9日終了)
現在は伊豆ぐらんぱる公園に移設され、運営されている。
ワームホール
ジャンボすべり台
パターゴルフ
じゃぶじゃぶパラダイス
夏季限定屋外プール施設。水着の着用は義務付けられていない。
スノーパラダイス
冬季限定施設。

ホビーエリア 編集

キャンプエリア 編集

  • PICAさがみ湖 - アウトドア宿泊施設
旧称は「パディントン ベア・キャンプグラウンド」だったが、2019年4月よりPICAリゾート施設名統一の為変更された。
  • ワイルドクッキングガーデン - 屋内・屋外バーベキュー場

園外施設 編集

  • さがみ湖温泉 うるり

季節のイベント 編集

  • さがみ湖さくら祭り(春季)
  • さがみ湖イルミリオン(冬季)

運営主体 編集

2007年1月までは、三井物産完全子会社であった株式会社相模湖ピクニックランド(SPL)が運営していた。経営の合理化を目的として、三井物産は同社の事業売却を検討し、リゾート事業の拡充を目指す富士急グループに譲渡されることとなった。

2006年12月22日に、富士急行の完全子会社として相模湖リゾート株式会社が設立され、2007年2月1日から事業譲渡により運営を引き継いだ。株式会社相模湖ピクニックランドは清算される。

沿革 編集

  • 1972年昭和47年) - 「相模湖ピクニックランド(後にさがみ湖ピクニックランドに改称)」[2]として開園。
  • 1975年(昭和50年)2月1日 - 株式会社相模湖ピクニックランドが設立され、運営会社となる。
  • 2006年平成18年)12月22日 - 富士急行株式会社が全額出資をして、相模湖リゾート株式会社を設立。
  • 2007年(平成19年)2月1日 - さがみ湖ピクニックランドの事業資産を富士急グループの相模湖リゾート株式会社に事業譲渡し、運営移管。
  • 2008年(平成20年)
    • 4月 - イメージキャラクターに「くまのパディントン」を採用。
    • 7月10日 - 「さがみ湖ピクニックランド」から「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」に改称。
  • 2009年(平成21年)
    • 7月 - 大型アスレチック「ピカソのタマゴ」オープン。
    • 12月11日 - 初のイルミネーションイベント「さがみ湖イルミリオン」初開催。
  • 2010年(平成22年)11月13日 - 新アトラクション「パディントン ベアのスカイパラソル」導入、「チェーンタワー」「ハッピー ティータイム」をそれぞれ「バディントン ベアの空飛ぶブランコ」「パディントン ベア ティーパーティー」にリニューアル。
  • 2011年(平成23年)
    • 4月28日 - 野外バーベキュー場「ワイルドクッキングガーデン」オープン。
    • 6月28日 - 体験型謎解きロールプレイングゲーム「ロストマウンテン」導入。
    • 7月23日 - 3種類の迷路のテーマゾーン「森の迷路」オープン。
  • 2012年(平成24年)
    • 7月21日 - 立体迷路「カラクリ砦」、空中アスレチック「天狗道場」導入。
    • 12月7日 - 大型フードコート「ワイルドダイニング」オープン。
  • 2013年(平成25年)
    • 3月15日 - 温浴施設「さがみ湖温泉 うるり」開業。
    • 7月20日 - 既存の迷路に新たに迷路を導入し「迷路百貨店」としてオープン、カートアトラクション「森のグランプリ」導入。
  • 2014年(平成26年)
  • 2015年(平成27年)4月18日 - ランニングイベント「サバイバルラン」を開催。
  • 2016年(平成28年)7月16日 - 新絶叫アトラクション「極楽パイロット」、新アスレチック施設「ターザンマニア」導入。
  • 2017年(平成29年)3月25日- 巨大アスレチック施設「鳥肌コロシアム マッスルモンスター」導入。
  • 2018年(平成30年)7月21日 - ミニコースターなど5つのアトラクションを取り入れた新エリア「パディントン タウン」開業。
  • 2019年(令和元年)7月13日 - パディントン タウンに新アスレチック施設「ハッスル スパイダー」導入。
  • 2020年(令和2年)
  • 2021年(令和3年)
    • 7月17日 - マッスルモンスターを一部アクティビティのリニューアルと、新アクティビティを1つ追加し「マッスルモンスター2」として開業。
    • 11月23日 - パディントン タウンに新アトラクション「はっしん!パディントン飛行隊」「すすめ!キャプテンパディントン」導入。
  • 2022年(令和4年)7月30日 - ターザンマニアがSASUKEとコラボし「SASUKEキッズアドベンチャー」として開業。

営業時間 編集

営業時間
  • 平日:10時 - 16時
  • 土日祝日:9時 - 17時
  • 休園日:毎週水・木曜日
※時期によって変更あり

交通アクセス 編集

鉄道・路線バス
高速バス(季節運行)
自動車

ロケ地 編集

バラエティ番組など、多くの撮影にアトラクションはじめ使われており、上述のようにSASUKEとはコラボアトラクションも開発している。

ウルトラセブン第39話「セブン暗殺計画(前編)」ウルトラセブンが磔にされるシーンを撮影[4]

出典 編集

  1. ^ 「空中アスレチック「ハッスル スパイダー」オープン」『月刊アミューズメント・ジャーナル 2019年8月号』第19巻第8号、アミューズメント・ジャーナル、80頁。 
  2. ^ 相模湖ピクニックランド-園内マップ”. 相模湖ピクニックランド. 2022年2月27日閲覧。
  3. ^ ポケモンイルミネーション in さがみ湖イルミリオン”. さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト. 2021年1月7日閲覧。
  4. ^ (日本語) ウルトラ建設探訪記『ウルトラセブン』に見る高度成長期の建造物vol.05, https://www.youtube.com/watch?v=fGH9FoYrv7Q 2023年5月12日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集

座標: 北緯35度36分17.53秒 東経139度12分22.08秒 / 北緯35.6048694度 東経139.2061333度 / 35.6048694; 139.2061333