さつま (輸送艦)

みうら型輸送艦

さつまローマ字JDS Satsuma, LST-4153)は、海上自衛隊輸送艦みうら型輸送艦の3番艦。艦名は薩摩半島に由来する。

さつま
「さつま」は最奥
基本情報
建造所 石川島播磨 東京第2工場
運用者  海上自衛隊
艦種 輸送艦
級名 みうら型
艦歴
計画 昭和49年度計画
発注 1974年
起工 1975年5月26日
進水 1976年5月12日
就役 1977年2月17日
除籍 2002年6月28日
要目
排水量 基準 2,000トン
満載 3,200トン
全長 98.0m
最大幅 14.0m
深さ 7.6m
吃水 3.0m
機関 川崎MAN V8V22/30ATLディーゼル × 2基
出力 4,400PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 14ノット
乗員 115名
兵装 68式50口径3インチ連装砲 × 1基
40mm連装機関砲 × 1基
レーダー OPS-14 対空
OPS-18 対水上
OPS-20 航海用
Mk.63 砲射撃指揮装置× 1基
Mk.51 射撃指揮装置 × 1基
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艦歴 編集

「さつま」は、第4次防衛力整備計画に基づく昭和49年度計画輸送艦4153号艦として、石川島播磨東京第2工場で1975年5月26日に起工され、1976年5月12日に進水、1977年2月17日に就役し、自衛艦隊直轄第1輸送隊に編入され横須賀に配備された。

就役時には、対空レーダーと3インチ砲が未装備であったが、1978年12月21日から1979年2月20日までの間、石川島播磨東京第2工場において改修工事を行い、対空レーダーと3インチ砲が装備された。なお、3インチ砲は護衛艦むらくも」に装備されていた32番砲を再用した[1]

1993年8月10日から「みうら」、補給艦はまな」とともに、第2次カンボジア派遣海上輸送部隊の任務に従事し、同年10月6日に帰国。

2001年8月10日、第1輸送隊が廃止となり、自衛艦隊直轄艦となる。

2002年6月28日、除籍。就役期間中の総航程は37万6,073浬、地球17.4周分に達した[2]

脚注 編集

  1. ^ 「丸スペシャル No.68 輸送艦艇・補助艦艇Ⅰ」、p.13
  2. ^ 海上自衛新聞・2002年(平成14年)7月19日(金)第1面

参考文献 編集

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)

関連項目 編集