しっぺは、片手の人差し指中指を揃えて振り下ろし、相手の腕や手首に叩きつける遊び[1]。竹箆(しっぺい、禅宗で修行者への指導に用いる仏具)が由来である[2]

概要 編集

ゲームやジャンケンなどをして勝敗を決めた後、勝った側が、人差し指と中指を立てて腕を上げ、手を真上に上げて、負けた側の腕に対して勢いよく振り下ろす遊びである[1][3]。なお、骨密度が低いなどの理由で怪我をする可能性がある[4]ため、注意が必要である。東京都教育委員会は、教師による生徒に対するしっぺについては、不適切な行為と定義している[5]。 薬指を加えて強度を増したバージョンもあり、これは指3本で行われることから「みっぺ」などと呼称されることもあるが「しっぺ」ほど普及しているものではなく、一般的ではない。

出典 編集

  1. ^ a b しっぺ”. 子供の遊びポータルサイト ミックスじゅーちゅ. ミックスじゅーちゅ. 2021年2月23日閲覧。
  2. ^ 「竹箆(しっぺい)」という、宮中で用いられた刑(罰)具があるが、これ以外に宮中で刑具に用いられたものを知りたい。 国会図書館 レファレンス協同データベース
  3. ^ しっぺ”. 未体験映像の世界. フォトロン. 2021年2月23日閲覧。
  4. ^ ノンスタ石田、“しっぺ”にもドクターストップがかかった「悲しきカラダ」”. アサ芸プラス. 徳間書店 (2018年3月1日). 2021年2月23日閲覧。
  5. ^ 第3章 体罰、不適切な行為の防止” (PDF). 東京都教育委員会. pp. 40-41 (2019年7月25日). 2021年2月23日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集