どたんば』は、1956年NHKで放送された単発のテレビドラマ、およびそれを原作として、1957年東映配給で公開された映画である。

どたんば
ジャンル テレビドラマ
脚本 菊島隆三
演出 永山弘
出演者 三國連太郎
加東大介
西村晃
多々良純
オープニング 作曲:平井康三郎
製作
制作 NHK
放送
音声形式モノラル
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1956年11月10日
放送時間20時00分 - 21時30分
放送分89分
回数1

特記事項:
・全編生放送
・第11回芸術祭文部大臣賞受賞
三國連太郎のテレビデビュー作品
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炭坑の落盤事故で生き埋めにされ、極限状態に追いつめられる作業員達の葛藤、その救出をめぐる肉親や愛人、事業主らのやりとりが展開される。

テレビドラマ版 編集

NHK1956年11月10日の20時00分 - 21時30分に放送された。作・脚本は菊島隆三が担当した。

この作品は全編生放送で行われた[1]。ただし、放送と同時にキネコ[2]で録画されたため、ドラマの全編がフィルム映像として現存している。

第11回文化庁芸術祭芸術祭賞を受賞した。

NHKアーカイブスに映像が所蔵されており、各地のNHK放送局や関連施設にある「番組公開ライブラリー」で閲覧できる。横浜放送ライブラリーにも映像が所蔵されており、同様に閲覧できる。DVDソフト化もされている。

この作品は、三國連太郎にとって初のテレビ放送への出演(テレビドラマデビュー作)であった。2000年4月9日放送『NHKアーカイブス』で再放送された際には、スタジオゲストとして三國が出演した。『どたんば』は生放送のドラマであったため、三國自身はこの時に初めてドラマの映像を見ることとなり、その際には「まさか残っているとは思いませんでした」と語り、映像自体の現存に驚いたほどであった[3]

スタッフ 編集

キャスト 編集

ほか

DVD 編集

映画版 編集

どたんば
監督 内田吐夢
脚本 橋本忍
内田吐夢
出演者 加藤嘉
外野村晋
志村喬
江原真二郎
石丸勝也
音楽 小杉太一郎
撮影 藤井静
編集 祖田富美夫
配給 東映
公開   1957年11月24日
上映時間 109分
製作国   日本
言語 日本語
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1957年11月24日に公開された。東映が配給した。監督は内田吐夢が務めた。脚色には橋本忍が起用された。

テレビドラマ版とは、物語進行や人物設定など変更点が多い。

スタッフ 編集

キャスト 編集

脚注 編集

  1. ^ 当時は2インチVTRが導入される前であり、フィルム収録を除けば、テレビドラマの大部分は生放送であった。
  2. ^ ブラウン管の映像をフィルムに記録する機器。キネレコとも。
  3. ^ NHKアーカイブス(番組)|これまでの放送 - NHKアーカイブス 平成12年放送

外部リンク 編集