によど (護衛艦・2代)

海上自衛隊のもがみ型護衛艦(FFM)7番艦

によどローマ字JS Niyodo, FFM-7)は、海上自衛隊護衛艦もがみ型護衛艦の7番艦。艦名は仁淀川に由来する[1]。この名を受け継いだ日本の艦艇としては、海上自衛隊のちくご型護衛艦によど」に続き2代目にあたる[2]。なお、旧海軍では大淀型軽巡洋艦2番艦に「仁淀」と命名される予定であったが、建造中止となった[1]

によど
「によど」の命名・進水式の様子
「によど」の命名・進水式の様子
基本情報
建造所 三菱重工業長崎造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 多機能護衛艦(FFM)
級名 もがみ型護衛艦
建造費 約460~470億円
艦歴
起工 2022年6月30日
進水 2023年9月26日
就役 2024年12月予定
要目
基準排水量 3,900 t
満載排水量 5,500 t
全長 132.5 m
最大幅 16.3 m
深さ 9 m
機関 CODAG方式
主機 ロールス・ロイス MT30 ガスタービンエンジン × 1基
MAN社12V28/33D STC ディーゼルエンジン × 2基
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
最大速力 30ノット
乗員 90~100名
兵装 62口径5インチ単装砲 × 1門
Sea RAM × 1基
RWS × 2基
17式艦対艦誘導弾 (SSM-2) 4連装発射筒 × 2基
Mk.41 VLS (07式 SUMほか) × 16セル(後日装備)
HOS-303 3連装短魚雷発射管 × 2基
搭載機 SH-60K 哨戒ヘリコプター × 1機
C4ISTAR リンク 22 戦術データ・リンク
レーダー 多機能レーダーOPY-2
ソナー OQS-11 対機雷戦用ソナーシステム
OQR-25 水上艦用ソナーシステム(VDS+TASS)
電子戦
対抗手段
NOLQ-3E 電波探知妨害装置
Mk.137 デコイ発射機 × 4基
その他 無人機雷排除システム(USV+UUV(OZZ-5)+EMD)
簡易型機雷敷設装置
テンプレートを表示

本記事は、本艦の艦歴について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはもがみ型護衛艦を参照されたい。

艦歴 編集

中期防衛力整備計画に基づく令和3年度計画護衛艦として、三菱重工業に発注され、2022年6月30日に三菱重工業長崎造船所で起工、2023年9月26日に命名され進水した[3]。なお、Mk.41VLSについては、2021年度補正予算にて予算計上されたものの、世界的な半導体不足の影響を受け後日装備とされた[4]。今後、艤装や各種試験を実施したのち、2024年12月に就役する予定[1]

歴代艦長 編集

歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
艤装員長
-
 艦長
1

脚注 編集

出典 編集

外部リンク 編集