はかなき人生』(La vida breve)は、マヌエル・デ・ファリャ作曲による全2幕のオペラである。台本は、カルロス・フェルナンデス・シャウによる。初演は1913年、ニースのカジノ劇場で行われた。(フランス語上演)なおスペインでの初演は、翌年の11月にマドリードのサルスエラ劇場で、スペイン語で演じられた。 今日では上演される機会は滅多にないが、いくつかの楽曲は抜粋して演奏される。またフリッツ・クライスラーがヴァイオリンとピアノ用に編曲した『スペイン舞曲』(Danse Espagnole)は有名であり、ピアノ独奏など他の編成でも演奏される。

キャスト 編集

登場人物と声域
登場人物 声域 備考
Salud ソプラノ
Paco テノール
Sarvaorおじさん バス
祖母 メゾ・ソプラノ
Carmela メゾ・ソプラノ
Manuel バリトン
Singer バリトン
第1セールスウーマン コントラルト
第2セールスウーマン メゾ・ソプラノ
セールスマン バス
Voice from afar テノール

編成 編集

  • 木管楽器

ピッコロフルート2、オーボエ2、イングリッシュ・ホルンクラリネット2、バス・クラリネットファゴット2

  • 金管楽器

ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、テューバ

  • 打楽器

ティンパニトライアングルタムタムシンバルバス・ドラムスネア・ドラムカスタネット、大小のハンマーチャイムグロッケンシュピール

  • その他

チェレスタハープ2、ギター

  • 弦楽器

弦5部

外部リンク 編集

歌劇「はかなき人生」の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト