まるまるちびまる子ちゃん

テレビの教育番組

まるまるちびまる子ちゃん』(まるまるちびまるこちゃん)は、2007年4月19日から2008年2月28日までフジテレビ系列で放送されていた、さくらももこ漫画アニメちびまる子ちゃん』を原作とした子供向けテレビ番組ドラマバラエティの2部構成で放送されていた。

まるまるちびまる子ちゃん
ジャンル バラエティ番組・ドラマの複合形式
原作 さくらももこちびまる子ちゃん』(集英社
企画 松崎容子(フジテレビ編成制作局編成部)
脚本 ドラマ部分:樫田正剛
バラエティ部分構成:樋口卓治、都築浩、そーたに、天野慎也、大井洋一、大悟法弘一
監督 ドラマ部分:平野眞小林和宏
演出 バラエティ部分:中村肇(ビー・ブレーン
出演者 伊藤綺夏
酒井法子
さまぁ〜ず
大竹一樹三村マサカズ
宮崎美子
モト冬樹
村崎真彩
岩本千波
笠井信輔(フジテレビアナウンサー)
松尾翠(同上)ほか
ナレーター キートン山田(ドラマ)、古川登志夫(バラエティ)
オープニング B.B.クィーンズおどるポンポコリン
エンディング ちびまる子ちゃん(歌:TARAKO) with 爆チュー問題『アララの呪文』
製作
プロデューサー ドラマ部分:東康之
バラエティ部分:菅野貴志(ビー・ブレーン)
制作 フジテレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2007年4月19日 - 2008年2月28日
放送時間毎週木曜 19:00 - 19:57
放送枠フジテレビ木曜7時枠の連続ドラマ
放送分57分

特記事項:
スペシャルドラマのレギュラー化版。爆笑問題は不定期にモクスペと出演時間が重なる日がある。2007年8月11日土曜ワイドでドラマ3話(第3回、第8回、第10回)を再放送。2007年9月27日19:00 - 20:54 JSTは拡大版2時間スペシャル(2時間スペシャルのビデオリサーチ関東地区調べの平均視聴率は、初回からの16回平均視聴率と同じ、10.1%)
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番組概要

カスペ!』枠で放送された『スペシャルドラマ版ちびまる子ちゃん』が好評だったことから、『クイズ$ミリオネア』の後番組として放送開始。番組の仮タイトルは当初『〜まるまる全部ちびまる子ちゃん〜 まるまるちびまる子!』が挙げられていた。

まる子ことさくらももこ役は、単発シリーズでの森迫永依に代わり、オーディションで選ばれた伊藤綺夏が演じた。また、まる子以外のキャストも単発シリーズから続投となったのは友蔵役のモト冬樹、戸川先生役の笠井信輔のみで、他は全員一新されている。

番組内容は、放送開始当初は前半に通常のドラマ、後半にバラエティーコーナー、エンディングは爆チュー問題とのダンスを放送していたが、開始後数回でほぼ、前半にバラエティ、後半にドラマのパターンが多くなった。

ドラマパートは『のだめカンタービレ』で定着した、エフェクトで漫画の表現を再現するというスタイルを継承している。

2007年8月11日には土曜ワイド枠にて、『ちびまる子ちゃん豪華夏休みスペシャル』のタイトルで90分スペシャルが放送され、第4話『お母さんの日』・第9話『父の日』・第10話『幸せ極楽、保健室』の3本が再放送された。

2007年9月27日には、2時間スペシャルが放送された。

当初の放送予定は半年とされていたが、最終的に約一年間放送された。

民放でゴールデンタイム枠における児童層を対象にした連続ドラマは約20年ぶり(一応、同局による『木曜の怪談』も存在した)、またフジテレビ木曜19:00開始のドラマは、1973年4月9月放送の特撮番組『ロボット刑事』(19:00 - 19:30)以来、33年半ぶりである

放送時間

キャスト

ちびまる子ちゃんの登場人物も参照

さくら家

3年4組

バラエティパート
エンディング

ドラマの放送リスト・ゲスト

※4月26日のみ2本立てで放送。6月21日・8月16日・11月8日の3回はドラマが放送されなかった。

第1話(4月19日放送)
  • 『新学期。まる子、生き物係になる』の巻
第2話(4月26日放送)
  • 『まる子、忘れ物をする』の巻
第3話(4月26日放送)
  • 『まる子、遠足の準備が好き』の巻
第4話(5月10日放送)
  • 『おかあさんの日』の巻
第5話(5月17日放送)
第6話(5月24日放送)
  • 『今日は家庭訪問の日』の巻
第7話(5月31日放送)
第8話(6月7日放送)
  • 『まる子、お泊りに行く』の巻
第9話(6月14日放送)
第10話(6月28日放送)
第11話(7月12日放送)
第12話(7月19日放送)
  • 『家庭教師がやってきた』の巻
第13話(7月26日放送)
第14話(8月2日放送)
  • 『まる子、意地をはる』の巻
第15話(8月9日放送)
第16話(8月23日放送)
第17話(9月6日放送)
  • 『転校生のツトム君』の巻
第18話(9月13日放送)
第19話(9月27日放送、2時間スペシャル)
第20話(10月18日放送)
第21話(10月25日放送)
第22話(11月1日放送)
  • 『まる子、自分の部屋がほしくなる』の巻
第23話(11月29日放送)
第24話(12月6日放送)
第25話(12月13日放送)
第26話(1月17日放送)
  • 『まる子、モモエちゃんに会いに行く』の巻
第27話(1月24日放送)
第28話(1月31日放送)
  • 『たかしくんの給食袋』の巻
第29話(2月7日放送)
第30話(2月14日放送)
  • 『お姉ちゃんのバレンタインデー』の巻
最終話(2月28日放送)
  • 『まる子とお姉ちゃん、南の島に行く』の巻
    • 上野樹里 - 二十歳になったまる子
    • パパイヤ鈴木 - バスガイド
    • 福井謙二(フジテレビアナウンサー) - 福引のおじさん

バラエティ

インチキおじさん企画

インチキおじさんこと、いんだたけきちが作った「ナーベーダー」というマシンにまる子が乗り、校外学習社会科見学などが放送される。インチキおじさんの研究所(スタジオ)で行われるケースもあった。

第1回(4月26日放送) - 『動物園』
第2回(5月10日放送) - 『カーネーション作り』
第3回(5月17日放送) - 『Mr.マリックのマジックショー』
第4回(5月24日放送) - 『回転寿司』
第5回(5月31日・6月7日放送) - 『でんじろう先生の実験教室』

※この回は、2週に分けて放送。

親子で熱唱!フロオケのど自慢

投稿ビデオコーナーであり、そのビデオで親子が風呂の中でアカペラカラオケをしている場面が放送される。放送された親子には、番組特製の風呂桶シャンプーハット・アヒル人形のどれかがプレゼントされる(3つの中から、まる子が選ぶ)。

狙いうち3文字しりとり

パパイヤ鈴木司会のコーナー。山本リンダの楽曲、「狙い撃ち」の曲に合わせて、ダンスしながら3文字のみでしりとりをする。数回答えると、曲のスピードが速くなる。答えられなかったり、リズムに乗れない、既出の言葉を言う、最後に「ん」がつく言葉、人の名前、3文字以外の言葉や訳の分からない言葉を言ったプレイヤーがアウトとなり、そのゲームは終了する。第2回まではアウトになると罰ゲームとして、そのプレイヤーの顔写真に鈴木がCGで落書きをする。『番組対抗スペシャル』では、勝利したチームにラウンドごとに決められた料理が振る舞われる(但し、食べられるのはそのラウンドに参戦した3人のみで、控えのメンバーは食べられない)。

第1回(5月17日放送)
  • 挑戦メンバー
    • まる子
    • たまちゃん
    • 花輪くん
    • みぎわさん
    • はまじ
    • ヒロシ
第2回(5月24日放送)
  • 挑戦メンバー
第3回(5月31日放送)

※この回から、チーム戦で実施

  • 子供チーム
    • まる子
    • たまちゃん
    • 花輪くん
第4回(6月14日放送)
  • 子供チーム
    • まる子
    • たまちゃん
    • 花輪くん
第5回(6月21日放送)
  • 子供チーム
    • まる子
    • たまちゃん
    • 花輪くん
第6回(6月28日放送)※番組対抗スペシャル第1弾
  • 『ちびまる子ちゃん』チーム
    • まる子
    • ヒロシ
    • 戸川先生
第7回(7月12日放送)※番組対抗スペシャル第2弾
第8回(8月2日放送)
  • 子供チーム
    • まる子
    • たまちゃん
    • 花輪くん
第9回(8月23日放送)※番組対抗スペシャル第3弾
  • 『ちびまる子ちゃん』チーム
第10回(10月25日放送)※番組対抗スペシャル第4弾
  • 『ちびまる子ちゃん』チーム
    • まる子
    • ヒロシ
    • お姉ちゃん
第11回(11月8日放送)

※この回は鈴木はスケジュールの都合により欠席し、松尾が進行を代理。

  • さくら家チーム
    • まる子
    • ヒロシ
    • お姉ちゃん

さくら家の特別授業

さくら家一員と戸川先生とゲスト講師による、特別授業が開催される。

第1回(6月7日放送)
  • ゲスト講師
第2回(6月21日放送)

※この回は、お母さん役の酒井は体調不良のため欠席。

第3回(7月19日放送)
  • ゲスト講師
    • セロ - テーマ『マジックショー』
第4回(7月26日放送)
  • ゲスト講師
    • 野口健 - テーマ『登山家の仕事』

3年4組まるまる新聞

まる子・たまちゃん・花輪くん・みぎわさんの4人が芸能人にインタビューして新聞を作る。2007年7月26日8月16日の2回放送。

クイズ!まる子検定

8月16日のみ実施。まる子とお姉ちゃんが司会のクイズコーナー。解答者はヒロシ・お母さん・友蔵・おばあちゃんの4人。出題者は司会のまる子とお姉ちゃんではなく、副担任の松尾先生がナレーションで担当。

音楽教科書クイズ 唄う!まるまる音楽室

森公美子と男性合唱団が伴奏つきで歌う、音楽科の教科書掲載の楽曲の歌詞を穴埋めして歌う。さくら家一員4人とゲストチーム4人の対抗戦。4人全員が正しく歌えるとクリアとなり、1人でも歌詞を間違うとその時点で失敗となる。クリアすると『おどるポンポコリン』の替え歌で褒められるが、失敗すると『アララの呪文』の替え歌で貶される。

第1回(9月6日放送)
  • さくら家チーム
    • まる子
    • ヒロシ
    • お母さん
    • おばあちゃん
  • ゲストチーム
  • スペシャルゲスト
第2回(11月8日放送)

イニシャルワールド

インチキおじさんと松尾アナ司会のコーナー。賢者(出題者)が読み上げる文章の一部分がイニシャルになっており、それを何の単語かを当てる。ヒントは3つまであり、それでも分からない場合はパスする事が出来る。出題する賢者は3人の中から、挑戦者がルーレットを止めて決定する(カーテンが閉まっているため、登場するまで誰なのかは分からない。)。制限時間60秒で、多くの得点を獲得したチーム・挑戦者が勝利となる。勝利したチーム・挑戦者はボーナスゲームに挑戦し、同じイニシャルが書かれた金の箱と銀の箱が登場するのでどちらか1つを選ぶ。1つは当たりの賞品、もう1つはハズレの賞品が入ってる(例として『MT』の場合、当たりは松茸MATUTAKE)、ハズレは木炭MOKUTANN))。挑戦者がハズレを引いた場合、当たりの賞品は視聴者プレゼントとなる。

第1回(9月13日放送)
  • さくら家チーム
    • まる子
    • ヒロシ
    • 友蔵
第2回(10月18日放送)
  • さくら家チーム
    • まる子
    • ヒロシ
    • お姉ちゃん
第3回(11月1日放送)
  • さくら家チーム
    • まる子
    • ヒロシ
    • お姉ちゃん
第4回(11月29日放送)
  • さくら家チーム
第5回(12月13日放送)

※この回から、個人戦で実施。

第6回(1月17日放送)

クイズ 言われてみればそれ気になーる!

2007年12月13日放送分から2008年2月14日放送分まで実施。まる子と福井謙二司会のクイズコーナー。世の中の様々な雑学に関する2択クイズが出題される。解答者は正解だと思う選択肢の鉛筆を模した置物を立てて解答する(通常は1個だが、より自信がある場合は2個立てる)。解答者はさくら一家やインチキおじさんなどレギュラー出演者に加えてルー大柴野々村真南明奈里田まいなどがゲスト出演した。

アニメ版との共通点

  • オープニングテーマ曲がB.B.クィーンズの「おどるポンポコリン」である。5月10日まではキャスト紹介も含めて1番がフルで流れたが、翌週5月17日以降は冒頭での番組内容の予告や挿入曲として使われるのみとなった。
  • エンディングテーマ曲もちびまる子ちゃん with 爆チュー問題の「アララの呪文」である。レギュラー出演者がダンスをするが、アニメ版とは異なる新しい振付になっている。振付考案は、オリジナルと同じくパパイヤ鈴木。初回の4月19日は鈴木が講師として登場し、3年4組の一同に振り付けの指導を行った。
  • ナレーションもアニメと同様、キートン山田が担当。

備考

  • 第4話『おかあさんの日』では番宣当時、まる子とお母さんがジェットコースターに乗るシーンが放送されていたが、5月5日にエキスポランドで事故が発生。本放送時はカットされた。
  • 本作放映時においては原作漫画の掲載誌『りぼん』及び、その増刊の『あみーご!』においても本作のドラマ部分は取り上げられており、特に『あみーご!』では全4冊出ている内の2冊は本作(アニメ、原作含む)の特集号である。
  • 一夜限りの同窓会スペシャルで大人になった野口さんを演じた箕輪は、後にTBSテレビ永沢君』でも中学生の野口さんを演じている。

スタッフ

  • 原作・原案 - さくらももこ『ちびまる子ちゃん』(集英社
  • 企画 - 松崎容子(フジテレビ)
  • スーパーバイザー - 関卓也(フジテレビ)
  • 制作著作 - フジテレビ

ドラマ

  • ナレーション - キートン山田
  • 脚本 - 樫田正剛
  • 技術プロデューサー - 江花佳恵(フジテレビ)
  • SW - 白田龍夫
  • 撮影 - 福澤亮介(バスク)
  • 映像調整 - 青田保夫(バスク)
  • 音声 - 堀知也(バスク)
  • 照明 - 清水智(FLT
  • 選曲 - 泉清二(SPOT
  • 音響効果 - 壁谷貴弘(SPOT)
  • VTR編集 - 杉山英希(バスク)
  • オフライン編集 - 落合真子(ワインド・アップ
  • HDエフェクト - 高岡直樹
  • MA - 上杉春奈(バスク)
  • 美術プロデューサー - 三竹寛典(フジテレビ)
  • 美術デザイン - 桐山三千代(フジテレビ)
  • 美術進行 - 久保典子(フジアール
  • アシスタントプロデューサー - 西澤桂
  • 演出 - 平野眞(フジテレビ)、小林和宏FCC)、樹下直美
  • プロデューサー - 東康之(フジテレビ)

バラエティ

  • ナレーション - 古川登志夫
  • 構成 - 樋口卓治都築浩そーたに天野慎也、大井洋一、大悟法弘一
  • 技術プロデューサー - 高瀬義美(ニユーテレス
  • SW - 長瀬正人(ニユーテレス)
  • CAM - 小池悟志(ニユーテレス)、永澤剛(スウィッシュ・ジャパン
  • 映像調整 - 山下悠介(ニユーテレス)
  • 音声 - 篠良一(ニユーテレス)
  • 音響効果 - 高田智彰、山口将史(3×7
  • VTR編集 - 武藤洋徳(IMAGICA
  • MA - 円城寺暁(IMAGICA)
  • 美術進行 - 村瀬大(フジアール)
  • アシスタントプロデューサー:水田さおり
  • ディレクター - 城間康男(グスク)、内山大輔(ゴシック)
  • 演出 - 中村肇(ビー・ブレーン)
  • プロデューサー - 菅野貴志(ビー・ブレーン)
  • 制作協力 - BEE BRAIN

DVDソフト化

「まるまるちびまる子ちゃん DVD-BOX」

2007年12月21日発売、ドラマをメインに収録。


関連項目

外部リンク

フジテレビ系列 木曜19:00 - 19:57枠
前番組 番組名 次番組
クイズ$ミリオネア
(2000年4月 - 2007年3月)
まるまるちびまる子ちゃん
(2007年4月 - 2008年2月)
全国一斉!日本人テスト
(2008年4月 - 2009年7月)