よいとまけ

日本の菓子メーカー・三星が製造販売する、北海道苫小牧市の銘菓

よいとまけ: Yoitomake )は、北海道苫小牧市の銘菓。製造元は三星(みつぼし)。「よいとまけ」の名は、地元・苫小牧にある製紙工場の木場で丸太を上げ下ろしする時のかけ声に由来し、外観も丸太をモチーフにしている。株式会社三星のWebアドレスにもその名が使われている。

よいとまけ
よいとまけ(三星)
販売会社 三星
種類 菓子
販売開始年 1949年
完成国 日本の旗 日本
関係する人物 小林正俊(三星初代社長)
外部リンク 株式会社三星
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特徴 編集

勇払原野に自生するハスカップの実のジャムロールケーキの内側と外側にたっぷりと塗ったあと、グラニュー糖をまぶした菓子。表面にはベタ付かないように、オブラートが巻かれている。しかし切り分けるためにはオブラートが邪魔をし、かといってオブラートを取り外せば結局手がベタ付いてしまうので、自称「日本一食べにくいお菓子」[1]。このため、発売当初から食べにくいという客の声がよく届いたが、考案者の小林正俊は、苫小牧の象徴の丸太であると根気よく説明し、形を守ったという[2]。しかし、2009年に7等分に切れているタイプが発売され、翌2010年に元のタイプは販売終了となった。2012年1月には「あの食べづらさが懐かしい」というファンの希望に応え、そのままの形の「復刻版」が発売されている[3]。「よいとまけ、食べづらい。でも、とってもおいしい、よいとまけ」という歌詞の15秒のTVスポットCMも作成された。

2015年に通常の新商品としていちご味、2022年には期間限定でりんご味が発売された。

沿革 編集

  • 1912年 小林慶義(創業者)とその次男・俊二が苫小牧に和菓子店小林三星堂を開店。
  • 1953年 俊二の長男・正俊(後の三星初代社長)が、「これぞ苫小牧だというお菓子を」と子供の頃よく口にしたハスカップを使った菓子を考案し、「よいとまけ」が発売される。

販売 編集

全道各地の三星の売店のほか、道内おみやげ店やインターネット通販でも購入できる。

受賞歴 編集

コラボレーション 編集

脚注 編集

  1. ^ 楽天市場内の三星ホームページ。
  2. ^ 「よいとまけ生みの親 初代社長小林正俊の肖像」、三星ホームページ
  3. ^ 「日本一食べづらいお菓子」が復活
  4. ^ 販売ページ。2024年1月現在、当該ページから購入はできないが、店頭販売で購入できる場合がある。
  5. ^ 三星公式X(旧Twitter)”. 2024年4月12日閲覧。
  6. ^ ウマ娘公式X(旧Twitter)のポスト

外部リンク 編集