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よだかの片想い

『よだかの片想い』は、島本理生による日本の恋愛小説。月刊小説誌『小説すばる』（集英社）2012年9月号から11月号まで連載された[1]のち、2013年4月26日に刊行された[2]。なお、2015年9月18日に文庫化された[3]。

よだかの片想い
著者 島本理生
発行日 2013年4月26日
発行元 集英社
ジャンル 恋愛小説
国 日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 226
公式サイト books.shueisha.co.jp
コード ISBN 978-4-08-771507-1
ISBN 978-4-08-745361-4（文庫判）
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顔に痣があるために普通の恋ができない大学院生のアイコと、ルポルタージュ本の映画化がきっかけとなり、友人である編集者の手招きにより出会った映画監督の飛坂逢太との垣根を越えた恋愛模様を描く[3][4]。

2022年に映画化[5]。映画版を再編集の上、テレビドラマ化、メ～テレで2024年4月より順次放送が予定されている[6]。

あらすじ 編集

登場人物 編集

アイコ
大学院生。顔に痣があるため、世間に対して居心地の悪さを感じている。
飛坂逢太
映画監督。アイコについて記したルポルタージュ本の映画化作品の監督を務める。

書誌情報 編集

映画 編集

よだかの片想い
監督 安川有果
脚本 城定秀夫
原作 島本理生
製作 石川真吾
柴原祐一
製作総指揮 服部保彦
出演者 松井玲奈
中島歩
藤井美菜
織田梨沙
青木柚
手島実優
三宅弘城
音楽 AMIKO
主題歌 角銅真実「夜だか」
撮影 趙聖來
編集 野澤瞳
制作会社 ダブ
製作会社 映画「よだかの片想い」製作委員会
配給 ラビットハウス
公開  2022年9月16日
製作国   日本
言語 日本語
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島本理生の同名小説を原作、(not) HEROINE moviesの第2弾作品として映画化され、2022年9月16日に公開[5][7]。監督は安川有果、脚本は城定秀夫、主演は松井玲奈[5][7]。

第34回東京国際映画祭「アジアの未来」部門選出作品[8][9]。

製作 編集

読書家であり島本理生作品のファンを公言する松井にとって『よだかの片想い』は初めて触れた島本作品であり、もし映像化されるのであればアイコを演じたいと熱望していたという[4]。そして今回その夢が実現したことに「敬愛する島本理生さんの作品の中でも特に思い入れのある作品なので、その作品の世界の中で生きられるなんてとても嬉しい」との喜びのコメントをしている[4]。原作愛の強いあまり、安川監督があえて原作から割愛したセリフについて「なんでなくなってるんですか」と訴えて再び加えさせたという[10]。

島本理生の原作小説を映画化するにあたり、監督の安川はプロデューサーから「映画化が未定ながらもこの小説を読んでほしい」と言われて原作小説を読んだといい、「これまでの島本さんの小説とは違い、雰囲気のある、いい意味でライトな読み口が印象的であり、顔に痣がありながらもそれを否定することなく懸命に生きるアイコに惹かれた。もし映画化するのであれば、絶対に私以外の監督に渡ってほしくない」と感じたという[4]。

キャスト 編集

スタッフ 編集

  • 原作：島本理生「よだかの片想い」（集英社文庫（集英社）刊）
  • 監督：安川有果
  • 脚本：城定秀夫
  • 主題歌：角銅真実「夜だか」（Universal Music Japan｝[12]
  • 音楽：AMIKO
  • 製作：狩野隆也、松岡雄浩、宇田川寧、周防亮
  • エグゼクティブプロデューサー：服部保彦
  • プロデューサー：石川真吾、柴原祐一
  • 企画協力：藤井卓樹
  • 撮影：趙聖來
  • 照明：森紀博
  • 録音：鈴木健太郎
  • 美術：松本良二
  • 装飾：土橋麻衣子
  • 編集：野澤瞳
  • 衣裳：松本紗矢子
  • ヘアメイク：内城千栄子
  • キャスティング：伊藤尚哉
  • 助監督：金田健
  • ラインプロデューサー：島根淳
  • 製作幹事：名古屋テレビ放送
  • 配給：ラビットハウス
  • 宣伝：フィノー
  • 制作プロダクション：ダブ
  • 企画協力：グリック、SPOTTED PRODUCTIONS
  • 製作：映画「よだかの片想い」製作委員会　

脚注 編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 島本理生 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2021年10月12日（火）22:33 (UTC)、URL: http://ja.wikipedia.org
  2. ^ “『よだかの片想い』著者：島本理生 定価：1,300円 4月26日発売 刊行記念トークイベント！ at 代官山・蔦屋書店（2013年5月16日）島本理生さん×瀧井朝世さん”. 集英社 文芸ステーション. 集英社 (2013年). 2022年7月14日閲覧。
  3. ^ a b c "よだかの片想い/島本理生". 集英社文庫. 集英社. 2021年10月12日閲覧。
  4. ^ a b c d "松井玲奈×中島歩で『よだかの片想い』実写映画化　監督に安川有果、脚本は城定秀夫". Real Sound. blueprint. 2021年9月21日. 2021年10月12日閲覧。
  5. ^ a b c d "松井玲奈がヒロイン役熱望! 島本理生の恋愛小説を映画化『よだかの片思い』2022年公開". シネマカフェ. イード. 2021年9月21日. 2021年9月21日閲覧。
  6. ^ “「わたし達はおとな」「よだかの片想い」「そばかす」がドラマ化、4月より順次放送”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月23日). 2024年3月23日閲覧。
  7. ^ a b c "松井玲奈主演で島本理生の小説「よだかの片想い」が映画化、共演に中島歩". 映画ナタリー. ナターシャ. 2021年9月21日. 2021年9月21日閲覧。
  8. ^ "「よだかの片想い」東京映画祭選出!!". (not) HEROINE movies. 2021年9月28日. 2021年10月12日閲覧。
  9. ^ "【よだかの片想い】". 上映作品一覧. 第34回東京国際映画祭. 2021年10月12日閲覧。
  10. ^ “『原作愛』が強すぎて…松井玲奈｢なんでなくなってるんですか｣監督に訴えセリフ“復活”させる：”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. (2022年9月17日). https://www.chunichi.co.jp/article/546923 2022年9月17日閲覧。 
  11. ^ a b c d e "松井玲奈×中島歩「よだかの片想い」 藤井美菜、織田梨沙、青木柚、手島実優、三宅弘城が出演決定". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2021年10月27日. 2021年10月27日閲覧。
  12. ^ "松井玲奈と中島歩のキスシーンも　『よだかの片想い』本予告＆ポスタービジュアル公開". Real Sound映画部. blueprint. 2022年6月30日. 2022年7月1日閲覧。

外部リンク 編集

 

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