アエルフェール アリエテ

アエルフェール アリエテ

アエルフェール アリエテAerfer Ariete、イタリア語で雄羊の意)は1958年イタリアで製作された戦闘機の試作機である。本機はアエルフェール サジッタリオ2の発展派生型であり、実戦用機として量産可能な標準型の航空機にまで育て上げられることを意図されていた。

機首の空気吸入口とロールス・ロイス ダーウェント主エンジンの機体下面に備えた排気口といった機体配置のほとんどはサジッタリオ2のものを踏襲しており、アリエテは上昇用と加速用にロールス・ロイス ソア RS.2補助エンジンを追加で装備していた。補助エンジン用には引き込み式の空気吸入口を機体背面に、排気口は機尾に備えていた。

量産はされなかった。

要目 編集

(Ariete) Air Enthusiast.[1]

  • 乗員:1名
  • 全長:9.60 m (31 ft 3 in)
  • 全幅:7.50 m (24 ft 7 in)
  • 全高:3.28 m (10 ft 9 in)
  • 翼面積:14.5 m² (156 ft²)
  • 翼面荷重:244 kg/m² (48 lb/ft²)
  • 空虚重量:2,400 kg (5,290 lb)
  • 全備重量:3,535 kg (7,793 lb)
  • 推力重量比:1:2
  • エンジン:
  • 最大速度:1,080 km/h (583 knots, 675 mph)
  • 巡航高度:12,000 m (39,360 ft)
  • 上昇率: 2,667 m/min (8,747 ft/min)

関連項目 編集

出典 編集

  1. ^ Swanborough 1971, p. 108.
  • Swanborough, Gordon. Air Enthusiast, Volume One. London: Pilot Press, 1971. ISBN 0-385-08171-5.

外部リンク 編集