アオズムカデ (Scolopendra subspinipes japonica L.Koch) は、オオムカデ目オオムカデ科のムカデである。トビズムカデに似るが、全長70 - 120mmと、一回り程小さ目である。オオムカデの亜種[1]ともされる。

アオズムカデ
アオズムカデ 大阪府生駒山にて。
アオズムカデ 大阪府生駒山にて。
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: ムカデ綱(唇脚綱) Chilopoda
: オオムカデ目 Scolopendromorpha
: オオムカデ科 Scolopendridae
: オオムカデ属 Scolopendra
: アオズムカデ
S. japonica
学名
Scolopendra japonica
和名
アオズムカデ

分布 編集

本州から琉球列島にかけての地域の、森林や草むら、田畑、家の周囲と、幅広く見られる[2]

危険性 編集

頭部の下にある爪(顎肢)で挟むように噛む。トビズムカデ程大きくないとはいえ大型のムカデで、また、毒も強く、噛まれるとかなり痛む[2]

体の特徴・生態 編集

頭と胴は青または青紫色。触覚と肢は黄色いものと赤いものがいる。トビズムカデ同様に、肢は21対42本[1]。メスは卵を抱えて守る。幼虫は3回脱皮すると、メスのそばを離れる[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c ポプラディア大図鑑WONDA 昆虫. 株式会社ポプラ社. (2012年11月第1刷発行) 
  2. ^ a b 小学館の図鑑NEO 危険生物. 株式会社小学館. (2017-06-28)