アジアハイウェイ32号線(アジアハイウェイ32ごうせん)は、アジアハイウェイ網の路線の一つ。アジアハイウェイ東アジア北東アジア小地域(サブリージョン)の路線の一つ。総延長は3,748キロメートル (km) である。

アジアハイウェイ
AH-32
アジアハイウェイ32号線
地図
路線延長 3,748 km
起点 朝鮮民主主義人民共和国の旗朝鮮民主主義人民共和国先鋒
主な経由国 朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮
中華人民共和国の旗 中華人民共和国
モンゴル国の旗モンゴル国
終点 モンゴル国の旗モンゴル国ホブド
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

日本海に面する北朝鮮羅先特別市先鋒を起点としている。北朝鮮内の区間は延長60 kmと短い。ソンボンから北北東約28 kmの豆満江に琿春=羅先橋(図們江大橋)が架けられており、橋の両岸に中朝の国境検問所(中国側の名称は圏河国境検問所)がある。

中国側に入ると琿春までの約40 kmは省道の区間となる。琿春からウランホトまでは高速道路区間であり、途中の長春アジアハイウェイ31号線と交差する。ウランホトから中蒙国境検問所のアルシャン国境検問所までは国道および省道の区間となる。

モンゴル国に入り、ヌムルグ国境検問所からチョイバルサンまでの区間は一般の連絡道路である。チョイバルサンからウリヤスタイまでの区間と、バヤンホシュー英語版からホブドまでの最終区間は国道となる。それ以外は一般の連絡道路区間である。モンゴル国の区間のうち、ウンドゥルハーンからツェツェルレグまでは舗装道路となっている。しかしウンドゥルハーンから東と、ツェツェルレグから西は、舗装がされているのは一部であり、ほとんどが未舗装である。途中ナライフ英語版からウランバートルまで、アジアハイウェイ3号線との重複区間である。終点のホブドで、アジアハイウェイ4号線と接続する。

ルート 編集

北朝鮮 編集

区間延長60 km[1]

  • 羅津=元汀道路 : 先鋒 - 元汀 - (中華人民共和国へ)

中華人民共和国 編集

区間延長1,131 km[1]

モンゴル国 編集

区間延長2,520 km[1]

国境の出入国・通関について 編集

  • 中蒙国境
アルシャン=ヌムルグ国境検問所を通じた出入国・輸出入は、中国・モンゴル両国以外の第三国に開放されていない。

脚注 編集

  1. ^ a b c Asian Highway Handbook” (PDF). 国連アジア太平洋経済社会委員会 (2003年). 2018年1月30日閲覧。

参考資料 編集