アジア作曲家連盟

アジア太平洋地域の現代音楽のための組織

アジア作曲家連盟 (Asian Composers League, ACL) は、アジア太平洋地域の現代音楽振興および文化交流のための組織である。1973年に設立された[1]

沿革 編集

この連盟はアジアの現代音楽を牽引する日本、韓国、台湾、香港の4人の作曲家たちの呼び掛けで、1973年に香港で設立された[2]。日本からは入野義朗[3]を中心とする3名、台湾からは許常惠ら6名、香港からはLin Sheng-Shihと林樂培ら6名が参加した。その後1974年に京都[4]、1975年にマニラ、1976年に台北、1977年にバンコク、1978年にソウルの各地で総会が開かれ、以降も加盟国の都市で総会と音楽祭が定期的に開催されている[1]。2020年時点の加盟国は、オーストラリア、中国 (香港)、インドネシア、イスラエル、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、トルコ、ベトナム、タタルスタンである[1]。連盟のこれまでの会長には、ルクレシア・カシラグ、Sung-Jae Lee、ラモン・サントス、松下功陳錦標などがいる。

授与している賞:

名誉会員 編集

出典 編集

  1. ^ a b c ACL - 日本作曲家協議会 2020年7月15日閲覧。
  2. ^ 許常惠「亡き入野義朗さんを偲ぶ」入野義朗没後20周年コンサート(演奏会プログラム), 2000.06.25, p.13
  3. ^ 国立音楽大学附属図書館編『入野義朗』 (人物書誌大系19) 日外アソシエーツ, 1988, p251
  4. ^ 国立音楽大学附属図書館編『入野義朗』, p253
  5. ^ 国立音楽大学附属図書館編『入野義朗』, p258

関連項目 編集

外部リンク 編集