アタラ[1] (152 Atala) は小惑星帯に位置する暗い小惑星。炭素化合物、有機物に富んだケイ酸塩、そしておそらくは水の氷を含むD型小惑星である。古在由秀は小規模な小惑星族を代表する小惑星としている。

アタラ
152 Atala
ライトカーブ観測によるアタラの3次元形状モデル
ライトカーブ観測によるアタラの3次元形状モデル
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
(アタラ族)
発見
発見日 1875年11月2日
発見者 P. P. アンリ
軌道要素と性質
元期:2007年10月27日 (JD 2,454,400.5)
軌道長半径 (a) 3.141 AU
近日点距離 (q) 2.907 AU
遠日点距離 (Q) 3.375 AU
離心率 (e) 0.074
公転周期 (P) 5.57 年
軌道傾斜角 (i) 12.11
近日点引数 (ω) 58.25 度
昇交点黄経 (Ω) 40.04 度
平均近点角 (M) 207.36 度
物理的性質
直径 71 - 122 km
自転周期 6.246 時間
スペクトル分類 D
絶対等級 (H) 8.33
アルベド(反射能) 0.054
色指数 (B-V) 0.882
色指数 (U-B) 0.452
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パリ天文台でフランスの天文学者アンリ兄弟が発見した。発見者は兄のポール=ピエール・アンリとされている。18世紀のフランスの作家フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアンの小説『アタラ』に因んで命名された。

1994年3月11日には日本でアタラによる星の掩蔽が観測された。

出典 編集

  1. ^ 全世界の観測成果 ver.2” (Excel). 薩摩川内市せんだい宇宙館 (2018年3月3日). 2019年3月11日閲覧。

関連項目 編集

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