アビー・リー・カーショウ

アビー・リー・カーショウ(Abbey Lee Kershaw、1987年6月12日 - )は、オーストラリア出身の女性ファッションモデルである[1]。女優としても活動している。

アビー・リー・カーショウ
Abbey Lee Kershaw
2015年
プロフィール
愛称 Abbey Lee
生年月日 1987年6月12日
現年齢 36歳
出身地 オーストラリアの旗 オーストラリア
ビクトリア州メルボルン
瞳の色 ブルー
毛髪の色 ライトブラウン
公称サイズ(時期不明)
身長 / 体重 181 cm / 52 kg
BMI 15.9
スリーサイズ 82 - 61 - 89 cm
カップサイズ 32B
靴のサイズ 26 cm
活動
デビュー 2004
ジャンル ファッション
他の活動 女優
事務所 Chic / NEXT
モデル: テンプレート - カテゴリ

数年のファッションウィークでの活躍後、2011年にファッション雑誌『V』が彼女をスーパーモデルと称した[2]

人物・私生活 編集

幼少期は身体が弱いのと、木登りの怪我などで入退院を繰り返していた。 2004年に、モデル発掘イベントで優勝。表紙を飾りモデルデビューする。早期にNYに渡り4大コレクションにも参加して頭角を表しプラダやラガーフェルドに気に入られていく。

2008年、ロダルテのショーでつまずき倒れ、3週間後にはぴったりした革のコルセットを1時間も着たために、アレキサンダー・マックイーンのショーで気絶する。 関節鏡検査で骨断片がみられた。そのため、靭帯損傷があり、痛みを無視しても、かろうじて歩くことができる状態だった2009年春夏のショーは非常に難しかったので、12月にオーストラリアに帰ったとき、靭帯を抜いてもらわなければならなかった。これにより、2009年は休業を余儀なくされる。またその後、2012年に左膝に詳細な手術を受ける(断裂したのが左とも右ともいわれており、どちらを損傷したかの確定無し)。

当時の年2回のファッション・ウィーク – ニューヨーク、ロンドン、ミラノとパリ中のスプレッド は、特に厳しかった。 6週間のランウェイのために、午前6時には呼び出され、しばしば午前3時までかかることもある。モデルは通路や化粧椅子、床の上で眠ることになる。 「かつて人生で、これほどまで一生懸命に働いたことはなかった」 「(ファッション・ウィークの最終地)パリに着く頃には、かろうじて目を開くことができるという状態。皮膚は数多の化粧でヒリヒリと赤く腫れ、頭皮は痛み、空腹と疲労感で躰はボロボロになる。」 それでも、休業している間離れた喧騒は恋しかった。

数多のピアスとタトゥーを持ち、ドーリー系モデルの先駆けと呼ばれるもパンクやモードスタイルも得意とした。 巻きタバコやマールボロ・ゴールドを愛煙。

右ロブ2、左ロブ5と へリックス2、左ノストリルとセプタム、右ニップル、ナベル等。

ファーストタトゥーは16、7歳の時で、右の踵の内側に双子座のマーク。右手中指にフクロウの顔、中指と人差し指の間にピースマーク、手首内側に姉妹の名前、薔薇と茎、腕に水色のレタリング、左人差し指(ラテン語でindex.指針)にindex、中指に縦四点、手首にWOLFとMAD MAXのWivesで入れた三点三角、内側の肘下にワンポイント、下唇の内側にTRUTH、右耳裏に黒いひし形の中に赤いハート(エースモチーフ)、うなじに羽根、左耳裏に黒筋水色の三連星、両鎖骨の中央に縦三点 左肩にマーメイドその他、白インクや隠しているもの等々、小さなものだが、約20点ほど彫っている。

12SS以降、FWシーズンをアナ・スイ、アレキサンダー・ワンを最後に、YSLやDKNY等の香水キャンペーンやAdをモデル業の主とする。

15SS、ヒューゴ・ボスのキャンペーンをした縁で久しぶりにランウェイを歩き、オープンを勤めた。

2015年、アメリカのグリーンカードを獲得。

マッドマックス 怒りのデス・ロード』を皮切りに本格的に演技を始める。

2015年から2016年にかけて、エジプトの神々の戦いを描いた『キング・オブ・エジプト』、モデル業界がベースのサイコホラー『ネオン・デーモン』の公開、自身初のコメディ『クレイジー・パーティー』、スティーヴン・キング原作の『ダークタワー』二作の出演が決まっている。

2019年『エリザベス∞エクスペリメント英語版』日本公開。

ほか、『ストレンジャー 異界からの訪問者英語版』等の世界的に宣伝される作品の撮影、公開の合間には、『Ruben Gathree』『Snow Bird』『モーターギャング英語版』『Maverick』といった短編映画やオーストラリアやアメリカの配信ドラマ等、積極的に女優活動をしながらファッションシーズン中のいくつかのランウェイ出演等もしている。

2020年は新たにHBOが作成するドラマシリーズ『LOVECRAFT COUNTRY』出演が決定した。オーストラリアで8月に放送される。 8月24日 関連するインタビューとアビー・スタイルが、カーショウによるモデルと撮影でアップされた[1]


レザーのミドルブーツやジャケット、フープピアスが近年のアイテムで、2000年代はヴィンテージや古着等を好んでいたが、近年はより上質なもの、少々洗練された物を好む。生活のベースがオーストラリアのためかリラックスした装いが多い。

略歴 編集

2004年 Girl Friend誌がCover Girlを選出するためのオーストラリア コンテストを開き、優勝、表紙を飾る。高校卒業の後、2005年にマザーエージェンシーとなるChic Managementと契約、シドニーに移りモデル活動を始める。

2007年に国外拠点となるNEXT Managementと契約、Models.comでは『Next Superstar』に載った。NYFW 2008年でランウェイデビュー。この年、ニューヨークFWでは Rodarteのクローズ、ミラノFWではGUCCI BOOKSのエクスクルーシヴを飾り、Victoria's Secrets Showに出た。

グッチドルチェ&ガッバーナクロエラルフ・ローレンフェンディカルバン・クラインイヴ・サンローランのスモーキングジャケットなど様々なブランドの広告を務める人気モデル。2010年からはシャネルの顔をつとめている。

紆余曲折を経て2015年公開で2012年製作のバイオレンスアクション映画マッドマックスシリーズの4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』へ五人の妻達の一人、ザ・ダグ役で出演が決まり(映画『アイ・アム・ナンバー4』のテリーサ・パーマーが降板したために、代役として選考された)、映画俳優デビューを果たす事となった。

神話ファンタジー『キング・オブ・エジプト』(2016年全米公開)に、ウガリット神話を起源とする、好戦的な気性の愛と戦い、また、狩猟や豊穣の女神アナト神として出演している。

ネオン・デーモン』では、モデル業界を元にしたホラー映画で、主演は若手女優エル・ファニング。カーショウは、美と終焉の世界にとらわれる若手モデル集団のリーダー、サラを演じる。

2016年、オーストラリアのクライムドラマ『モーターギャング英語版』を撮影、2017年公開。スティーヴン・キングの原作小説『ダーク・タワー』の映画化と、ジェニファー・アニストンジェイソン・ベイトマン共演のコメディ『クレイジー・パーティー』への出演が決定。その他、KENZOのショートムービー『Snow Bird』にも出演。

2016年7月7日、ジャスティン・ケリー(Justin Kelly)監督のタイトル未定の新作で、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズと共演すると報じられ、後に『Welcome The Stranger』と題されたポスターが披露された(2018年3月20日公開、日本語タイトルは『ストレンジャー 異界からの訪問者英語版』)。また2018年には『Maverick』の予告編も披露された。

2018年11月30日から翌年1月12日まで、ロンドンのハンプステッド・シアターでロシア文学アントン・チェーホフワーニャおじさんの舞台でエレーナ役。

フィルモグラフィー 編集

映画 編集

タイトル
原題
出演 備考
2011 Submission Jiu Jitsu Fighter Video short
2015 マッドマックス 怒りのデス・ロード
Mad Max: Fury Road
ザ・ダグ
Ruben Guthrie Zoya Houbec
2016 Snowbird Theo Video short by Kenzo
キング・オブ・エジプト
Gods of Egypt
アナト
ネオン・デーモン
The Neon Demon
サラ
クレイジー・パーティー
Office Christmas Party
サヴァンナ
2017 ダークタワー
The Dark Tower
ティラナ
モーターギャング
Outlaws
カタリナ
Maverick Maverick Video short
2018 エリザベス∞エクスペリメント
Elizabeth Harvest
エリザベス
ストレンジャー 異界からの訪問者
Welcome the Stranger
アリス
Caprice Holly
To the Night Caty  
2019 ルクス・エテルナ 永遠の光
Lux Æterna
アビー
2021 オールド
Old
クリスタル

テレビ 編集

Year Title Role Notes
2020 ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路
Lovecraft Country
クリスティーナ・ブレイスホワイト

出典 編集

  1. ^ Herbst, Kendall (2008年5月6日). “Four Other Faces”. New York Magazine. 2011年4月19日閲覧。
  2. ^ http://www.vmagazine.com/2011/01/a-is-for-abbey-new-supermodel-2/

外部リンク 編集