アフガン零年』(Osama)は、2003年製作のアフガニスタン日本NHK)、アイルランドイランオランダ合作映画。セディク・バルマク監督。

アフガン零年
Osama
監督 セディク・バルマク
脚本 セディク・バルマク
製作 ジュリー・ルブロッキー
ジュリア・フレイザー
セディク・バルマク
ウエダ・マコト
製作総指揮 モフセン・マフマルバフ
出演者 マリナ・ゴルバハーリ
音楽 モハメッド・レザダルヴィッシ
撮影 エブライム・ガフォリ
編集 セディク・バルマク
配給 アップリンクムヴィオラ
公開 アフガニスタン・イスラム移行国の旗 2003年6月27日
日本の旗 2004年3月13日
上映時間 82分
製作国 アフガニスタン・イスラム移行国の旗 アフガニスタン
日本の旗 日本
アイルランドの旗 アイルランド
イランの旗 イラン
オランダの旗 オランダ
言語 パシュトー語
英語
ペルシア語
製作費 $46,000
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アフガニスタン復興後はじめての映画である。出演者は俳優ではなく、監督が一般の人々の中から見つけた。

カンヌ国際映画祭カメラ・ドール賞を、ゴールデングローブ賞では外国語映画賞を受賞している。NHKと共同制作され、2003年のNHKアジア・フィルム・フェスティバルでも上映された。

ストーリー 編集

父親を内戦で失った12歳の少女は、家族を養うために働かなくてはいけなかった。しかし、タリバン政権下では、女性が男性の同伴なしに外出が出来なかったため、彼女は髪の毛を切って少年として牛乳屋で働き始めるが・・・。

キャスト 編集

背景 編集

預言者ムハンマドは53歳のとき6歳の女児アーイシャと結婚し、彼女が9歳のときに結婚を完成させた(セックスを遂行した)[1]。そのため保守的イスラームでは、(医学的には危険であるが)9歳以上の女児との結婚・セックスも合法であり、この映画のエンディングのような行為もそのような社会では問題ないとみなされる。一方、イスラーム世界でもリベラル派やフェミニストなどの間からは人権侵害の悪習であるとして、批判する声もある。

参照 編集

  1. ^ ブハーリーのハディース集成書『真正集』「婚姻の書」第39節第1項(アーイシャ自身からの伝)、同第40節(アーイシャおよび伝承者ヒシャームからの伝)、同第59節(伝承者ウルワからの伝)その他。

関連項目 編集

外部リンク 編集