アメリカナミガイ亜米利加波貝、学名 Panopea generosa)は、二枚貝綱キヌマトイガイ科の1種。ミルガイ(海松貝)、あるいは白ミル(白海松)とも呼ばれる。ミルクイとは収斂進化の関係の別種。

アメリカナミガイ
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 二枚貝綱 Bivalvia
亜綱 : 異歯亜綱 Heterodonta
: キヌマトイガイ科 Hiatellidae
: ナミガイ属 Panopea
: アメリカナミガイ P. generosa
学名
Panopea generosa
( Gould1850)
和名
アメリカナミガイ
英名
Pacific Geoduck

形態 編集

殻長20cmほどの大きな二枚貝で、殻表は暗褐色の殻皮で被われる。巨大な水管が特徴で、この水管は外に出っぱなしで、殻に収納することはできない。この水管を食用にする。

生態 編集

浅瀬の砂泥底に、深い穴を掘って暮らす。

日本における食材 編集

 
中華料理屋で値札付きで飼育されるアメリカナミガイ

ミルクイの代用食材として利用される種に、通称「白みる(白ミル)」のナミガイ Panopea japonica (A.Adams1850) やアメリカナミガイがいる。ナミガイは千葉県東京湾兵庫県播磨灘山口県周防灘愛知県三河湾などが主産地で殻付きの活きたものが売られ、アメリカナミガイはカナダなどからの輸入品が回転寿司などの「みる貝」によく利用される。