アルトヒュッテ

ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州レムス=ムル郡の町村
紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: バーデン=ヴュルテンベルク州
行政管区: シュトゥットガルト行政管区
郡: レムス=ムル郡
市町村連合体: バックナング行政共同体
緯度経度: 北緯48度54分47秒 東経09度34分19秒 / 北緯48.91306度 東経9.57194度 / 48.91306; 9.57194座標: 北緯48度54分47秒 東経09度34分19秒 / 北緯48.91306度 東経9.57194度 / 48.91306; 9.57194
標高: 海抜 497 m
面積: 18.16 km2
人口:

4,270人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 235 人/km2
郵便番号: 71566, 71549
市外局番: 07183, 07192
ナンバープレート: WN, BK
自治体コード:

08 1 19 004

行政庁舎の住所: Rathausplatz 1
71566 Althütte
ウェブサイト: www.althuette.de
首長: ラインホルト・シュツカ (Reinhold Sczuka)
郡内の位置
地図
地図

アルトヒュッテ (ドイツ語: Althütte) はドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州レムス=ムル郡に属す町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)である。

地理 編集

位置 編集

アルトヒュッテは、自然地理区分上は、シュールヴァルトとヴェルツハイムの森およびシュヴァーベン=フランケンの森山地に属す。両者はともにシュヴァーベン・コイパー=リアス=ラントの一部である[2]。州指定の保養地であるこの町は、シュヴァーベン=フランケンの森自然公園内の高度 334 m から 572 m に位置する[3]。アルトヒュッテの最高地点であるゼクセルベルク近郊ホーエンシュタインは、ムルハルトの森の最高地点でもある。ムルハルトの森は、アルトヒュッテを含むシュヴァーベン=フランケンの森山地の一部である。

隣接する市町村 編集

アルトヒュッテは、北はムルハルト、東はカイザースバッハ、南はルーダースベルク、西はヴァイサハ・イム・タールおよびアウエンヴァルトと境を接している(以上、いずれもレムス=ムル郡)。

自治体の構成 編集

アルトヒュッテは、アルトヒュッテ地区とゼクセルベルク地区からなる[4]

土地利用 編集

土地用途別面積 面積 (km2) 占有率
住宅地 1.07 5.9 %
産業用地 0.14 0.7 %
レジャー用地 0.20 1.1 %
交通用地 0.89 4.9 %
農業用地 6.89 37.9 %
森林 8.60 47.4 %
水域 0.04 0.2 %
その他の用地 0.33 1.8 %
合計 18.15

出典: Statistisches Landesamt Baden-Württemberg[5]

歴史 編集

 
アンドレアス・キーザーの1685年の森林登録簿に描かれたアルトヒュッテ

中世 編集

1027年に初めて記録されたゼクセルベルク集落は、おそらく800年頃に成立し、14世紀にヴュルテンベルクのアムト・エーバースベルクに編入された。

アルトヒュッテに属す小集落では、ルッツェンベルクが1407年、カレンベルクが1408年、シェルヒュッテが1459年に初めて記録されている。1819年にアルトヒュッテの町が形成されるまで、現在アルトヒュッテに属す村落は、ウンターヴァイサハの指揮・裁判権下にあった。地区名のアルトヒュッテは、シュヴァーベン=フランケンの森の他の集落名と同様に、語尾の「ヒュッテ」(-hütte) がガラス工房 (Glashütte) でのフォレストガラスドイツ語版英語版製造を表している。この村落は、1459年に最初の記録が遺り、16世紀末頃まで存続していたガラス工房に由来する。このガラス工房はライヒェンベルク城の附属施設であった。ガラス工房の遺構は、発掘によって見つかっている。

地元住民は、特にピッチフォークの製造に特化しており、1855年には約4万本を製造した。

近世・近代 編集

アルトヒュッテの町は、ゼクセルベルクと同じく、1819年に創設された。この2つの町はともにオーバーアムト・バックナング、1938年以降はバックナング郡に属した。この町は1918年まではヴュルテンベルク王国の一部であり、それ以後ヴュルテンベルク自由人民州1945年から1952年までヴュルテンベルク=バーデン州ドイツ語版英語版に属した。

ゼクセルベルクは、1971年7月1日にアルトヒュッテに合併した[6]。バックナング郡は、1973年にヴァイブリンゲン郡と合併してレムス=ムル郡となった。

行政 編集

町議会 編集

アルトヒュッテの町議会は、選挙で選ばれた14人の名誉職の議員[7]と、議長を務める町長で構成されている。町長は町議会において投票権を有している。

姉妹自治体 編集

経済と社会資本 編集

交通 編集

町内を州道 L1119号線と L1120号線が通っている。最寄りのアウトバーンのインターチェンジは、約 32 km 離れたグロースボットヴァールにある A81号線のムンデルスハイム・インターチェンジである。

公共の近郊旅客交通は、路線バスによって確保されている。路線バスはシュトゥットガルト大都市圏ドイツ語版英語版内は交通・運賃連盟の統一料金が適用されている。

最寄りの駅は、ヴァイブリンゲン - シュヴェービッシュ・ハル=ヘッセンタール線のムルハルト駅(約 11 km)とバックナング駅(約 15 km)である。

自転車道 編集

ファウトシュパッハ集落をドイツ・リーメス自転車道が通っている。この自転車道は、ライン川沿いのバート・ヘニンゲンからドナウ川沿いのレーゲンスブルクまで、オーバーゲルマニッシュ=レティシャー・リーメス沿いの全長 818 km の自転車道である[9]

出典 編集

  1. ^ Statistisches Landesamt Baden-Württemberg – Bevölkerung nach Nationalität und Geschlecht am 31. Dezember 2021 (CSV-Datei)
  2. ^ Naturräume Baden-Württembergs” (PDF). Landesanstalt für Umwelt, Messungen und Naturschutz Baden-Württemberg. 2018年10月20日閲覧。
  3. ^ Geoportal Baden-Württemberg”. 2018年10月20日閲覧。
  4. ^ Regierungsbezirk Stuttgart, Regionalverband mittlerer Neckar. Das Land Baden-Württemberg. Bd. 3. Stuttgart: Kohlhammer. pp. 504-505. ISBN 978-3-17-004758-7 
  5. ^ Fläche seit 1996 nach tatsächlicher Nutzung - Statistisches Landesamt Baden-Württemberg / Althütte (Rems-Murr-Kreis)”. 2018年10月20日閲覧。
  6. ^ Statistisches Bundesamt, ed (1983). Historisches Gemeindeverzeichnis für die Bundesrepublik Deutschland. Namens-, Grenz- und Schlüsselnummernänderungen bei Gemeinden, Kreisen und Regierungsbezirken vom 27.5.1970 bis 31.12.1982. Stuttgart/Mainz: W. Kohlhammer. p. 446. ISBN 978-3-17-003263-7 
  7. ^ Wahlergebnis Gemeinderatswahl 2014 - Althütte”. 2018年10月20日閲覧。
  8. ^ Partnergemeinde Obertilliach in Osttirol - Gemeinde Althütte”. 2018年10月20日閲覧。
  9. ^ Deutscher Limes-Radweg”. 2018年10月20日閲覧。

外部リンク 編集