アレスター・ベッド: Engineered materials arrestor systemEMAS)とはオーバーランを防ぐために滑走路末端に設置された区域のことである。この区域には発泡コンクリートが敷き詰められ、オーバーランした航空機をブレーキ逆噴射スポイラーをしのぐ制動効果で停止させ、機体や人的被害を最小限に抑えることができる。

1999年にニューヨークジョン・F・ケネディ国際空港に初めて設置されて以来、3件のオーバーランを防いだ実績がある。しかし、導入はあまり進んでいない。

日本では滑走路端安全区域の基準改正に伴い、2020年に初めて羽田空港に導入された。[1]

脚注 編集

  1. ^ admin (2020年2月27日). “43-20 | 日本初となるEMASが羽田空港に設置されました!”. ALPA Japan. 2021年5月22日閲覧。