アワブキ科 (アワブキか、Sabiaceae) は被子植物のひとつで、350-100ほどが含まれる。牧野 (1940)アオカズラSabia japonica)から取ってアヲカヅラ科としている[1]

アワブキ科
(分類はAPG IV
Meliosma veitchorum
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: ヤマモガシ目 Proteales
: アワブキ科 Sabiaceae
学名
Sabiaceae
Blume

形態・分布 編集

インドから日本にかけてのアジア地域と中南米の熱帯から温帯にかけて分布しており、日本にはアワブキ属のアワブキヤマビワミヤマハハソフシノハアワブキナンバンアワブキの5種と、アオカズラ属のアオカズラの計2属6種が自生する。なお、伊豆諸島にはフシノハアワブキの変種であるサクノキが分布している。

木本またはつる性木本で、草本種は知られていない。アワブキやミヤマハハソのような落葉性は稀で、多くは常緑性である。

分類 編集

APG植物分類体系 編集

APG植物分類体系ではクレード真正双子葉植物 (Eudicots) の単型アワブキ目 (Sabiales) を1科で作っており、2003年に改定されたAPG IIでは真正双子葉植物の中でどのにも属しない単独の科として置かれていた。2016年に改定されたAPG IVでは、ヤマモガシ目に属することになった[2]

クロンキスト体系 編集

クロンキスト体系ではキンポウゲ目に属する。

新エングラー体系 編集

新エングラー体系ではムクロジ目に置かれる。

脚注 編集

外部リンク 編集