アンカラの戦い(アンカラのたたかい、英語:Battle of Ankara)は、1402年7月20日アンカラ近郊において、バヤズィト1世率いるオスマン朝軍とティムール率いるティムール朝軍の間で行われた戦闘。象を使った巧みな戦いによりティムール朝が勝利し、バヤズィト1世は捕らえられた。

アンカラの戦い

黄がオスマン帝国軍、赤がティムール軍
戦争ティムールの征服戦争
年月日1402年7月20日
場所アンカラ近郊
結果ティムール朝の勝利
交戦勢力
ティムール朝

白羊朝

オスマン帝国の旗 オスマン帝国
指導者・指揮官
ティムール

シャー・ルフ

オスマン帝国 バヤズィト1世(捕虜)
戦力
約20万 約12万
損害
不明 死者15,000以上

結果 編集

 
バヤズィトのもとへ訪れるティムールスタニスラウ・チュレボウスキ画、1878年
 
19世紀のヨーロッパの画家によって描かれたバヤズィトとティムール

バヤズィトは戦闘中に落馬、翌年に捕虜のまま病死し、息子らの間で帝位を巡り争われるなど、オスマン帝国は皇帝空位の状態となった。

一方ティムール朝はその後1世紀ほど存続したが、ウズベク族シャイバーニー朝によって1500年サマルカンド政権が征服され、1507年にヘラート政権が降伏し、滅亡した。

参考文献 編集

  • 永田雄三編『世界各国史9 西アジア史IIイラン・トルコ』山川出版社、2002年。ISBN 4-634-41390-6 

関連項目 編集

外部リンク 編集