アントニオ・ギブソンAntonio Gibson, 1998年6月23日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州ストックブリッジ英語版出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLニューイングランド・ペイトリオッツに所属している。ポジションはランニングバック

アントニオ・ギブソン
Antonio Gibson
refer to caption
ニューイングランド・ペイトリオッツ #14
ポジション ランニングバック
リターンスペシャリスト
生年月日 (1998-06-23) 1998年6月23日(25歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジョージア州ストックブリッジ英語版
身長: 6' 2" =約188cm
体重: 220 lb =約99.8kg
経歴
高校 イーグルス・ランディング高等学校
大学 イーストセントラルCC英語版
メンフィス大学
NFLドラフト 2020年 / 3巡目全体66位
所属歴
2020-2023 ワシントン・フットボールチーム / コマンダース
2024- ニューイングランド・ペイトリオッツ
受賞歴・記録
その他受賞・記録
  • AACスペシャルチーム最優秀選手賞 (2019)
  • オールACCファーストチーム (2019, リターンスペシャリスト)
  • オールAACセカンドチーム (2019, ワイドレシーバー)
NFL 通算成績
(2023年終了時点)
ラン獲得ヤード 2,643
平均ラン獲得ヤード 4.1
ラッシングTD 22
レシーブ数 172
レシーブ獲得ヤード 1,283
レシービングTD 7
リターン獲得ヤード 826
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴 編集

カレッジ 編集

イーストセントラル・コミュニティカレッジ英語版ではワイドレシーバーとして2年間プレーし、通算で50レシーブ、871レシーブ獲得ヤード、13のレシービングTDを記録した。

2018年シーズンよりメンフィス大学へ転校し、ランニングバックも兼ねるようになる。同大学では2年間で通算44レシーブ、834レシーブ獲得ヤード、10のレシービングTD、369ラン獲得ヤード、4つのラッシングTD、647リターン獲得ヤード、1つのリターン獲得ヤードを記録した。2019年シーズンはAACのスペシャルチーム最優秀選手賞を受賞し、リターナーとしてオールAACファーストチーム、ワイドレシーバーとしてオールAACセカンドチームに選出された[1]

ワシントン・フットボールチーム / コマンダース 編集

2020年のNFLドラフトにて全体66位でワシントン・フットボールチームから指名され、その後ルーキー契約を結んだ[2]

2020年シーズン 編集

第12週のダラス・カウボーイズ戦で115ラン獲得ヤード、3つのラッシングTDを記録して勝利に貢献した。NFLにおいてランニングバックが1試合で100ラン獲得ヤード、3つのラッシングTDを同時に記録したのは1997年のバリー・サンダース以来であった[3]

シーズン全体では795ラン獲得ヤード、11のラッシングTD、36レシーブ、247レシーブ獲得ヤードを記録した。

2021年シーズン 編集

第3週のバッファロー・ビルズ戦で、球団史上2番目に長い73ヤードのラッシングTDを記録した[4]。翌週のアトランタ・ファルコンズ戦で通算1,000ラン獲得ヤードに到達。ワシントンの選手がキャリア最初の2年以内で通算1,000ラン獲得ヤードに到達したのはアルフレッド・モリス英語版ロバート・グリフィン3世以来だった。

シーズン全体では1,037ラン獲得ヤード、7つのラッシングTD、42レシーブ、294レシーブ獲得ヤード、3つのラッシングTDを記録した。

2022年シーズン 編集

開幕前にルーキーのブライアン・ロビンソン・ジュニアに先発ランニングバックの座を譲り、キックリターナーを務めることを発表した[5]。しかしロビンソンが強盗被害に遭って足を負傷し出遅れたため、開幕後の数試合では先発を務めた。

 
タッチダウンを成功させるギブソン
(2022年)

第7週のグリーンベイ・パッカーズ戦にて、球団通算3,000得点目となるレシービングTDを記録。このボールはプロフットボール殿堂へ寄贈された[6]

シーズン全体では546ラン獲得ヤード、3つのラッシングTD、46レシーブ、353レシーブ獲得ヤード、2つのレシービングTDを記録した。

2023年シーズン 編集

このシーズンはキャリアワーストの265ラン獲得ヤードを記録した。一方、389レシーブ獲得ヤードはキャリアハイだった。

ニューイングランド・ペイトリオッツ 編集

2024年3月14日にニューイングランド・ペイトリオッツと3年総額1,130万ドルの契約を結んだ[7]

詳細情報 編集

年度別成績 編集

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム 試合 ラン レシーブ ファンブル
試合 先発 回数 ヤード 平均 最長 TD レシ
ーブ
ヤード 平均 最長 TD ファン
ブル
ロスト
2020 WAS 14 10 170 795 4.7 40 11 36 247 6.9 40 0 2 2
2021 16 16 258 1,037 4.0 27 7 42 294 7.0 73 3 6 4
2022 15 6 149 546 3.7 20 3 46 353 7.7 18 2 1 0
2023 16 2 65 265 4.1 16 1 48 389 8.1 41 2 3 2
通算 56 31 593 2,729 4.6 57 23 195 1,412 7.2 63 8 9 4

ポストシーズン 編集

シーズン チーム 試合 ラン レシーブ ファンブル
試合 先発 回数 ヤード 平均 最長 TD レシ
ーブ
ヤード 平均 最長 TD ファン
ブル
ロスト
2020 WAS 1 1 14 31 2.2 11 0 2 4 2.0 3 0 0 0
通算 1 1 14 31 2.2 11 0 2 4 2.0 3 0 0 0

脚注 編集

  1. ^ Antonio Gibson”. gotigersgo.com. 2024年3月12日閲覧。
  2. ^ Fortier, Sam (2020年7月23日). “No. 2 overall pick Chase Young signs with Washington”. Washington Post. 2020年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月12日閲覧。
  3. ^ Shapiro, Michael (2020年11月26日). “Antonio Gibson Ties Randy Moss's Rookie Thanksgiving Touchdown Record”. SI.com. 2024年3月12日閲覧。
  4. ^ Werner, Barry (2021年9月26日). “Antonio Gibson takes screen pass 73 yards for touchdown”. Touchdown Wire. USA Today. 2024年3月12日閲覧。
  5. ^ Todd, Bijan (2022年8月25日). “Rivera thinks Gibson will be Commanders’ top kick returner”. NBCSports.com. https://www.nbcsports.com/washington/commanders/ron-rivera-thinks-antonio-gibson-will-be-commanders-top-kick-returner 2024年3月12日閲覧。 
  6. ^ Todd, Bijan (2022年10月28日). “Heinicke-Gibson TD ball headed to Pro Football Hall of Fame”. NBCSports.com. https://www.nbcsports.com/washington/commanders/taylor-heinicke-antonio-gibson-touchdown-ball-headed-pro-football-hall-fame 2024年3月12日閲覧。 
  7. ^ Patriots Sign Four Unrestricted Free Agents” (英語). www.patriots.com. 2024年3月15日閲覧。

外部リンク 編集