アンドレ・シャステル(André Chastel、1912年11月15日 - 1990年7月18日[1])はフランスの美術史家。コレージュ・ド・フランスで美術史を担当。フランス学士院会員。パリ出身[1]。20世紀のフランス美術界の重鎮として君臨した。

1957年から1969年までパリ大学文学部美術史学科教授を務めた後、1970年よりコレージュ・ド・フランス教授となった[1]

著書 編集

  • 『レオナルド、あるいは絵画の科学』
  • 『芸術のなかの身振り』
  • 『イタリアとビザンティン』
  • 『ラファエッロの栄光、あるいはエロスの勝利』
  • 『パッラディアーナ』
  • 『建築と文化遺産』 ジャン=ピエール・バブロン共著
    『遺産の概念』中津海裕子・湯浅茉衣訳、法政大学出版局、2019年(叢書ウニベルシタス)
  • 『フランスの芸術』
  • 『祭壇画、あるいは起源から一五〇〇年までのイタリア祭壇画』
  • 『作品の現在』
  • 『反省と眼差し』
  • 『フォンテーヌブロー派――形態と象徴』
  • 『サン・マルコの多島海』
  • 『一六世紀フランスの文化と邸宅』
  • 『グロテスク』
    『グロテスクの系譜』永澤峻訳、文彩社、1990年/ちくま学芸文庫(増補版)、2004年
  • 『名高き無理解――モナリザ』
  • 『ムスカ・デピクタ』
  • 『ローマ劫掠』
    ローマ劫掠 1527年、聖都の悲劇』 越川倫明ほか全5名訳、筑摩書房、2006年
  • 『ルネサンス・イタリア絵画年代記(1320-1580)』
  • 『美術史――目的と手段』
  • 『鏡のなかのイメージ』
  • 『ミケランジェロのヴァティカンのフレスコ』
  • 『寓話、形態、形象』
  • 『都市建築のシステム――パリ中央市場地区』
  • 『ルネサンスの神話(1420-1500)』
    『ルネサンスの神話 1420年-1520年』 阿部成樹訳、平凡社、2000年
  • 『ルネサンスの危機(1520-1600)』
    『ルネサンスの危機 1520年-1600年』 小島久和訳、平凡社、1999年
  • 『イタリアの大工房(1460-1500)』訳書も図版本・大著
    『人類の美術(17) イタリア・ルネッサンスの大工房 1460~1500』 辻茂訳、新潮社、1969年
  • 『南方ルネサンス――イタリア(1460-1500)』
    『人類の美術(12) イタリア・ルネッサンス 1460~1500』 高階秀爾訳、新潮社、1968年
  • 『ルネサンスのヨーロッパ――人文主義の時代』
  • 『ロレンツォ・イル・マニーフィコの時代のフィレンツェの芸術と人文主義』
  • 『ボッティチェッリ』
  • 『イタリアの芸術』
  • 『マルシリオ・フィチーノと芸術』
    『ルネサンス精神の深層 フィチーノと芸術』 桂芳樹訳、平凡社、1989年/ちくま学芸文庫(改訂版)、2002年

脚注 編集