アーロン・マッキー(Aaron Fitzgerald McKie、1972年10月2日 - )はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身の元プロバスケットボール選手。指導者。現在は母校のテンプル大学のアシスタントコーチを務めている。現役時代はシューティングガードポイントガードスモールフォワードとしてプレーした。

アーロン・マッキー
Aaron McKie
シクサーズでのマッキー
テンプル大学 HC
ポジション SG/SF
役職 ヘッドコーチ
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1972-10-02) 1972年10月2日(51歳)
出身地 ペンシルベニア州の旗 ペンシルベニア州フィラデルフィア
身長(現役時) 196cm (6 ft 5 in)
体重(現役時) 95kg (209 lb)
キャリア情報
出身 テンプル大学
ドラフト 1994年1巡目全体17位
選手経歴
1994-1997
1997
1997-2005
2005-2007
ポートランド・トレイルブレイザーズ
デトロイト・ピストンズ
フィラデルフィア・76ers
ロサンゼルス・レイカーズ
指導者経歴
2007-2013
2014-
フィラデルフィア・76ers (AC)
テンプル大学 (AC)
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴 編集

テンプル大学で3年間プレーした彼は出場した92試合すべてで先発し、大学歴代6位タイの1,650得点、1試合平均17.9点をあげた。チームメートには後にNBAオールスターゲームに選ばれるエディー・ジョーンズがいた[1]。大学3年次の1993年には1試合平均20.6得点をあげてアトランティック・テン・カンファレンスの最優秀選手に選ばれた[2]

1994年のNBAドラフトで彼は1巡目全体17位でポートランド・トレイルブレイザーズに指名されて入団した[1]1997年シーズン中にランドルフ・チルドレスレジー・ジョーダンと共にステイシー・オーグモンとの引き換えでデトロイト・ピストンズへ移籍した[1]。その後同年テオ・ラトリフと共にジェリー・スタックハウスエリック・モントロスとの引き換えでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍した[1]

2000-2001シーズンにはエリック・スノウアレン・アイバーソンの控えとして2000年12月30日のサクラメント・キングス戦、2001年1月3日のアトランタ・ホークス戦ではトリプルダブルをあげるなどの活躍を見せてNBAファイナル進出に貢献[3][4]NBAシックスマン賞に選ばれた。これはシクサーズの選手として1982-1983シーズンボビー・ジョーンズ以来のことであった。

2005年8月12日、シクサーズがラグジュアリ・タックス(選手の総年俸が高いチームにNBAから課される金額)を回避するためにウェーバーされ8月22日、ロサンゼルス・レイカーズと契約したが怪我のため2シーズンで24試合のみの出場に終わった[5]

2007年10月3日より無報酬でシクサーズのモーリス・チークスヘッドコーチの下でアシスタントコーチとなったが現役引退は表明しておらず2008年2月1日のメンフィス・グリズリーズのパウ・ガソルと前所属のロサンゼルス・レイカーズのクワミ・ブラウンジャバリス・クリッテントンマルク・ガソル、複数のドラフト1巡目指名権と共にメンフィス・グリズリーズへ放出され3月9日に解雇され、同年9月、シクサーズのアシスタントコーチに復帰した[6][7]

プレースタイル 編集

彼はマイケル・クーパーとしばしば比較されクイックネスや跳躍力は劣るものの3ポイントシュート、ディフェンスの能力に優れている。クリス・ウェバーは彼について過小評価されている選手でいつでも激しくプレーする選手であると評した[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e The book on . . . Aaron McKie”. USAトゥデイ (2001年4月1日). 2011年4月29日閲覧。
  2. ^ Aaron McKie joins Temple Hall of Fame”. phillytrib.com (2011年2月14日). 2011年4月29日閲覧。
  3. ^ Talking With: Aaron McKie”. ロサンゼルス・タイムズ (2006年11月24日). 2011年4月29日閲覧。
  4. ^ Best of the Decade – 76ers”. phinallyphilly.com (2010年1月4日). 2011年4月29日閲覧。
  5. ^ McKie ready to play, teach for Griz”. commercialappeal.com (2008年2月12日). 2011年4月29日閲覧。
  6. ^ Aaron McKie rejoins Sixers coaching staff”. nba.com (2008年9月30日). 2011年4月29日閲覧。
  7. ^ Kidd's trade to Mavs could still happen, but may require Van Horn”. ESPN (2008年2月15日). 2011年4月29日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集