イオンモール草津

滋賀県草津市にあるショッピングセンター

イオンモール草津(イオンモールくさつ、AEON MALL KUSATSU)は、滋賀県草津市にあるショッピングモール。滋賀県下最大規模であり、大津市丸の内町との境界付近に立地している。

イオンモール草津
ÆON MALL KUSATSU
地図
地図
店舗概要
所在地 滋賀県草津市新浜町300
座標 北緯34度59分52.4秒 東経135度54分46.4秒 / 北緯34.997889度 東経135.912889度 / 34.997889; 135.912889 (イオンモール草津)座標: 北緯34度59分52.4秒 東経135度54分46.4秒 / 北緯34.997889度 東経135.912889度 / 34.997889; 135.912889 (イオンモール草津)
開業日 2008年平成20年)11月26日
施設所有者 イオンモール株式会社[1]
施設管理者 イオンモール株式会社
敷地面積 165,410 m²
延床面積 約177,000 m2
商業施設面積 86,137 m²
中核店舗 イオンスタイル草津
店舗数 ÆON STYLEと186の専門店
営業時間 専門店街 10:00 - 22:00
1Fレストラン街 10:00 - 23:00
イオンシネマ 10:00 - 25:00
イオンスタイル1F 7:00 - 23:00
イオンスタイル2F・3F 9:00 - 22:00
駐車台数 4,330台
最寄駅 瀬田駅
最寄IC 瀬田西IC瀬田東IC
外部リンク 公式サイト
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モール棟(イオンスタイル側・南西方向より)
スポーツ&レジャー棟

概要 編集

イオンモールが建設し、2008年11月26日に開業した。西日本最大級の商業施設としており[2]、全長約400mにおよぶ大空間のエンクローズドモールには、核テナントのイオンスタイル草津(旧草津サティ)と、186の専門店およびイオンシネマ(旧ワーナー・マイカル・シネマズ)が入居する。商圏は自動車30分圏内の約20万世帯、約55万人としている[3] 開業から約1年5か月後の2010年4月28日にはスポーツ&レジャー棟に県内最大級の温浴施設「草津湯元 水春」が開業した[4]。同年9月17日からは天然温泉の利用が開始された[5]

周辺の環境に配慮して、太陽光発電設備や、夜間に製氷して昼間の冷房に利用する氷蓄熱式空調システムを導入している。これらの設備は他のイオンモールにも見られるが、当モールは「東アジア最大級のエコショッピングモール」と銘打たれている[2]。また、敷地内には絶滅危惧種植物のミズタカモジを栽培した里山水田を再現している[6]

施設概要 編集

[3]

  • 所在地 : 滋賀県草津市新浜町300
  • 運営管理 : イオンモール株式会社
  • 構造 : 鉄骨鉄筋コンクリート(一部鉄骨造)
    • モール棟 : 地上6階建
    • スポーツ&レジャー棟 : 地上2階建
  • 敷地面積 : 165,410m2
  • 建築延床面積
    • モール棟 : 165,134m2(建築確認申請面積)
    • スポーツ&レジャー棟 : 12,235m2(建築確認申請面積)
  • 商業施設面積 : 86,000m2[注釈 1]
    • 店舗面積 : 60,000m2
    • 物販等の事業用面積 : 31,618m2 (主に飲食・シネマ・アミューズなど・通路)
  • 駐車場 : 4,330台
  • 営業時間[7]
    • イオンスタイル1F :7:00 - 23:00
    • イオンスタイル2-3F : 9:00 - 22:00
    • 専門店街 : 10:00 - 21:00
    • 1Fレストラン街 : 11:00 -22:00

フロア構成 編集

モール棟
  • 1階 : イオンスタイル 食料品とヘルス&ビューティのフロア・イオンモール専門店街・レストラン街
  • 2階 : イオンスタイル ファッションと服飾のフロア・イオンモール専門店街・イオンホール
  • 3階 : イオンスタイル ホームファッションとキッズのフロア・イオンモール専門店街・フードコート
  • 4階 : 本館立体駐車場
  • 5階 : 本館立体駐車場
  • R階 : 本館屋上駐車場・屋上緑化・太陽光発電パネル・展望台
スポーツ&レジャー棟
  • 1階 : スーパースポーツゼビオ・HYPER FIT 24・サンミュージックハイパーバザール・草津湯元 水春
  • R階 : 別館屋上駐車場

主なテナント 編集

※テナント・専門店の詳細は、公式サイトなどを参照。

メインテナント 編集

モール棟

イオンシネマ 編集

イオンシネマ草津
情報
旧名称 ワーナー・マイカル・シネマズ草津
完成 2008年
開館 2008年11月26日
客席数 (9館合計)1,556
設備 ドルビーデジタルサラウンドEX
用途 映画上映
運営 イオンエンターテイメント株式会社
所在地 滋賀県草津市新浜町300番地
イオンモール草津3階
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イオンシネマ草津(イオンシネマくさつ)はイオンエンターテイメントが運営する映画館シネマコンプレックス)である。イオンモール草津の3階に入居している。

開館当時は株式会社ワーナー・マイカルが運営し、劇場名を「ワーナー・マイカル・シネマズ草津」と称していたが、2013年7月に同社がイオンシネマズと合併するとともに社名をイオンエンターテイメントに名称を変更したことに伴い、劇場名を現行のものに変更した。

  • シネマ1:316席
  • シネマ2:248席
  • シネマ3:161席
  • シネマ4:200席
  • シネマ5:159席
  • シネマ6:105席
  • シネマ7:105席
  • シネマ8:105席
  • シネマ9:157席
スポーツ&レジャー棟

ATMコーナー 編集

1階にあるATMコーナーには、複数の金融機関により現金自動預け払い機 (ATM) が設置されている[7]。このほか、イオン銀行のATMが複数箇所に設置されている[8]

地域金融機関
その他

沿革 編集

 
建設中の施設(北側)と工事車両
(2008年10月31日撮影)

立地 編集

近江大橋の取付道路(滋賀県道18号大津草津線)および湖岸道路沿いに立地し、敷地内には渋滞回避と全車左折での入場を目的とした専用のアクセス道路と信号機が設置されている。

近隣にはエディオンケーズデンキパワーセンター大津(スポーツデポ、プラージュなどが入居)など多数の大規模店舗が立地している。

周辺への影響 編集

近江大橋付近の道路は開業前より混雑していたため、イオンモール出店によりさらなる渋滞の悪化が懸念されていたが、イオンモール側が約10億円を負担(一部、滋賀県道路公社との共同施工や滋賀県単独の施工箇所あり)し、県道の車線拡幅、右折左折専用車線の延長、近江大橋有料道路料金所ブース増設、駐車場の連絡地下通路の設置など様々な対策を行った結果、開業1ヵ月前と開業3ヶ月後の渋滞延長が大きく変わらない状況であった。なお、当モールの開業後、近江大橋の交通量は前年度に比べ1ヶ月あたり約4万台増加した[9]

近隣の商業施設との競合 編集

滋賀県南部は京都や大阪のベッドタウンとして近年人口が急激に増加しているほか、草津市を中心とした半径約15Km圏内に大小の複合商業施設が多数立地している。また、当モールの開業前後には各施設の開業やリニューアルが相次いだ(後述)ほか、さらに2010年6月8日には京都府京都市南区イオンモールKYOTOが、同年7月8日には竜王町三井アウトレットパーク 滋賀竜王がそれぞれ開業している。

同時期に開業・リニューアルした商業施設 編集

当モールが開業した2008年秋季は、滋賀県南部を中心に多数の複合商業施設が開業またはリニューアルを行っている。主な施設は以下のとおり。

大和システムが開発し、2008年9月20日に開業。かつてはバローヒマラヤおよび約200の専門店が入居していたが、競合店に勝てず店舗数が減少。2013年9月現在の店舗数は10店舗を切っている。またその後、2014年12月17日に大規模なリニューアルをサムティが行い、双日商業開発が運営している。
綾羽が開発(専門店街を増築)し、2008年11月14日にリニューアルオープン。アル・プラザ草津、専門店街SARA、ディオワールドなどが入居している。
大和ハウス工業が開発し、2008年11月21日に開業。ピアゴエディオンおよび約100の専門店、大型アミューズメント施設、スポーツクラブが入居している。
2008年11月21日は、イオンモール草津のプレオープンとフォレオ大津一里山の開業が重なったため、周辺道路が混雑した[10]
平和堂が開発し、2008年11月13日に開業。フレンドマートケーヨーデイツーおよび専門店が入居。
  • アル・プラザ堅田(大津市本堅田
平和堂が開発(旧・平和堂堅田店を建て替え)し、2008年11月28日に開業。平和堂および約60の専門店が入居。

交通 編集

[注釈 2]

自動車 編集

公共交通機関 編集

以下の各路線はすべて近江鉄道バスが運行する。なお、最寄りバス停は「イオンモール草津」である。

※運行時刻など詳細は、イオンモール草津またはバス会社の公式サイトを参照。

周辺施設 編集

関連項目 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 経済産業省に届出の小売店舗面積は、物販以外のスペースを含まない(60,000m2のみ)。
  2. ^ 公式サイト内「アクセスガイド」に準拠。

出典 編集

  1. ^ 大規模小売店舗の新設の届出の公告 [リンク切れ] - 滋賀県、2013年9月11日閲覧。
  2. ^ a b ストアコンセプト [リンク切れ](モールガイド) - イオンモール草津(2011年2月5日閲覧)
  3. ^ a b (仮称)「イオンモール草津」建物概要について at the Wayback Machine (archived 2010-12-05) - 2011年2月5日閲覧
  4. ^ “イオン草津にスーパー銭湯-13種類の風呂や岩盤浴も”. びわ湖大津経済新聞 (びわ湖大津経済新聞編集部). (2010年4月24日). http://biwako-otsu.keizai.biz/headline/476/ 2012年3月17日閲覧。 
  5. ^ “天然温泉「近江草津・美人の湯」-イオン草津のスーパー銭湯に開湯”. びわ湖大津経済新聞 (びわ湖大津経済新聞編集部). (2010年9月28日). http://biwako-otsu.keizai.biz/headline/544/ 2012年3月17日閲覧。 
  6. ^ イオンモールサイトレポート2009 [リンク切れ] - イオンモール(2011年2月5日閲覧)
  7. ^ a b モールガイド - イオンモール草津(2011年2月5日閲覧)
  8. ^ イオン銀行 [リンク切れ] - イオンモール草津(2011年2月5日閲覧)
  9. ^ イオンモール草津出店後の周辺道路の交通状況について [リンク切れ]
  10. ^ 平成20年度第5回大規模小売店舗立地審議会議事概要(PDF) [リンク切れ] P22

外部リンク 編集