イスマエル・バローゾIsmael Jose Barroso Bernay1983年1月27日 - )は、ベネズエラプロボクサーエル・ティグレ出身。現WBA世界スーパーライト級暫定王者。元WBA世界ライト級暫定王者。

イスマエル・バローゾ
基本情報
本名 イスマエル・ホセ・バローゾ・ベルネイ
通称 El Tigre(虎)
階級 スーパーライト級
身長 174cm
リーチ 175cm
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
誕生日 (1983-01-27) 1983年1月27日(41歳)
出身地 アンソアテギ州エル・ティグレ
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 31
勝ち 25
KO勝ち 23
敗け 4
引き分け 2
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来歴 編集

2005年8月13日、アラグア州マラカイのシルクロ・ミリタルでカルロス・カルデナスとデビュー戦を行い、4回判定で引き分けた。

2008年3月31日、デビュー戦から2年7ヵ月ぶりに試合を行い、ペタレのヒムナシオ・モチョ・ナバスでラファエル・メイと対戦し、プロ初勝利となる初回TKO勝ちを収めた。

2011年6月2日、パナマシティのヴェネト・ア・ウィンダム・グランド・ホテルでアディ・サンチェスとWBAフェデボルライト級王座決定戦を行い、5回45秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年3月30日、パナマシティのアレナ・ロベルト・デュランでフリオ・カマノと対戦し、5回1分5秒TKO勝ちを収めWBAフェデボル王座の初防衛に成功した。

2012年4月28日、アラグア州マラカイのコリセオ・エル・リモンでホセ・ミゲル・パヤレスと対戦し、2回KO勝ちを収めWBAフェデボル王座の2度目の防衛に成功した。

2012年10月27日、カラカスヒムナシオ・ホセ・ベラカーサでオスカル・アレナスとWBAフェデラテンライト級暫定王座決定戦を行い、初回1分31秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2013年10月26日、サンホセ州アティージョのスポーツシティジムでウィルソン・カンポスと対戦し、4回KO勝ちを収めWBAフェデラテン暫定王座の初防衛に成功した。

2015年3月13日、ニューヨーク州ウェストベリーでイスフ・キンダとNABA北米ライト級暫定王座決定戦並びにNABO北米ライト級暫定王座決定戦を行い、6回3秒TKO勝ちを収めNABA暫定王座並びにNABO暫定王座の獲得に成功した。

2015年4月18日、リヴァプールリヴァプール・オリンピアでWBA世界ライト級4位のデリー・マシューズと対戦予定だったWBA世界ライト級正規王者リカルド・アブリルが病気を理由にマシューズ戦をキャンセルし[1]、アブリルが休養王座に認定され、WBA世界ライト級暫定王者ダーリー・ペレス正規王座に認定され[2]、マシューズのアブリル戦の代替試合としてWBA世界ライト級暫定王座決定戦を行う予定だったが、バローゾへのイギリス入国ビザの発給が間に合わず、試合は中止となった[3]

2015年8月21日、WBAはWBA世界ライト級暫定王者でWBA世界ライト級1位のデリー・マシューズとWBA世界ライト級2位のイスマエル・バローゾの間で行われるタイトルマッチの入札を同年9月1日の午前11時にWBA本部で行うと発表した。最低入札価格は125000ドルで、報酬の75%はマシューズに分配され、残りの25%がバロッソに分配される事になった[4]

2015年8月26日、WBAはWBA世界ライト級暫定王者でWBA世界ライト級1位のデリー・マシューズとWBA世界ライト級2位のイスマエル・バローゾが同年11月に対戦することで合意したと発表した[5]

2015年11月14日、イングランドでWBA世界ライト級暫定王者でWBA世界ライト級1位のデリー・マシューズと対戦し王座獲得を目指していたが[6]、マシューズがWBO世界ライト級王者テリー・フラナガンとの対戦交渉に入ったためマシューズ戦は中止となった。

2015年12月12日、O2アリーナでデリー・マシューズの王座返上に伴いWBA世界ライト級10位のケビン・ミッチェルとWBA世界ライト級暫定王座決定戦を行い、4回に1度、5回に2度の計3度のダウンを奪い5回2分47秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[7]

2016年5月7日、マンチェスターマンチェスター・アリーナでWBA世界ライト級王者アンソニー・クローラと王座統一戦を行い、初黒星となる7回1分31秒逆転KO負けを喫し王座統一による初防衛に失敗、5ヵ月保持してきた暫定王座は正規王座に吸収される形で消滅した[8][9][10]

2023年5月13日、ネバダ州ラスベガスザ・コスモポリタン内チェルシー・ボール・ルームで、WBA世界スーパーライト級5位のロランド・ロメロとWBA世界スーパーライト級王座決定戦を行い、レフェリーストップによる9回2分41秒TKO負けを喫し7年振りの王座返り咲きに失敗した。しかし、8回までのジャッジのスコアでバローゾがリードしていたバローゾ優勢の試合展開の中で、パンチがほぼ当たっていなかったにもかかわらずレフェリーが不可解なストップで試合を止めたために物議を醸した[11][12][13]

2023年12月2日、ヒューストントヨタセンターで、WBA世界スーパーライト級1位のオハラ・デービスとWBAが暫定王座を廃止以降初となるWBA世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行う事となったが[14]、デービスのビザの遅延により延期が発表された。

2024年1月6日、ネバダ州ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスにて、バージル・オルティス・ジュニア対フレデリック・ローソンの前座で、WBA世界スーパーライト級1位のオハラ・デービスとWBA世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行い、初回1分53秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[15]

獲得タイトル 編集

  • WBAフェデボルライト級王座
  • WBAフェデラテンライト級暫定王座
  • NABA北米ライト級暫定王座
  • NABO北米ライト級暫定王座
  • WBA世界ライト級暫定王座(防衛0)
  • WBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座
  • WBA世界スーパーライト級ゴールド王座
  • WBA世界スーパーライト級暫定王座(防衛0)

脚注 編集

  1. ^ アブリルがまた防衛戦をキャンセル、王座はく奪か? Boxing News(ボクシングニュース) 2015年4月10日
  2. ^ ブルックがギャビンと防衛戦、アブリルは休養王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2015年4月11日
  3. ^ Opponents swapped for pair of weekend bouts”. ESPN.com (2015--4-15). 2015年4月16日閲覧。
  4. ^ Derry Mathews vs. Ismael Barroso Purse Bid WBA公式サイト 2015年8月21日
  5. ^ Mathews vs. Barroso Scheduled for November WBA公式サイト 2015年8月26日
  6. ^ Derry Mathews to Defend Interim WBA World Lightweight Title WBA公式サイト 2015年10月4日
  7. ^ Barroso Clobbers Mitchell WBA公式サイト 2015年12月13日
  8. ^ Crolla scores spectacular KO over Barroso fightnews.com 2016年5月7日
  9. ^ クローラがWBAライト級V2、プレフはチゾラに勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月8日
  10. ^ Anthony Crolla KOs Ismael Barroso WBA公式サイト 2016年5月8日
  11. ^ ロメロがWBA世界Sライト級王座獲得 物議のTKO勝利”. AFPBB News (2023年5月14日). 2023年8月6日閲覧。
  12. ^ Romero vs Barroso full fight video highlights and results: Rolando Romero gifted world title in terrible TKO call over Ismael Barroso Bad Left Hook 2023年5月14日
  13. ^ Referee Tony Weeks Comments On Romero-Barroso Stoppage, Says Age of Barroso Played a Major Factor”. Boxing Scene.com (2023年6月6日). 2023年8月6日閲覧。
  14. ^ Ryan Garcia vs. Oscar Duarte - Undercard Information”. Boxing Scene.com (2023年11月13日). 2023年11月27日閲覧。
  15. ^ Ismael Barroso Destroys Ohara Davies in One Round For WBA Interim-Title Boxing Scene 2024年1月6日

関連項目 編集

外部リンク 編集

暫定王座決定戦 対戦者
ケビン・ミッチェル
WBA世界ライト級暫定王者
2015年12月12日 - 2016年5月7日
次暫定王者
王座統一戦により消滅
暫定王座決定戦 対戦者
オハラ・デービス
WBA世界スーパーライト級暫定王者
2024年1月6日 - 現在
次暫定王者
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