イタリア風序曲 (シューベルト)

イタリア風序曲(イタリアふうじょきょく)はフランツ・シューベルトが作曲した序曲。ニ長調のイタリア風序曲第1番(D 590)とハ長調のイタリア風序曲第2番(D 591)がある。

概要 編集

1817年にシューベルトが作曲した。当時ウィーンではロッシーニの音楽が流行っており、その影響を受けて作られた。同年シューベルト自身により4手のピアノ連弾曲に編曲されている。 1818年3月にD 590かD 591のどちらかが公開演奏されている[1]。 後にD 590は「ロザムンデ」序曲(「魔法の竪琴」)の一部に転用されている。

編成 編集

D 590とD 591で同じ編成である。 フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ弦五部

脚注 編集

  1. ^ 藤田晴子『シューベルト生涯と作品』音楽之友社(2002年) p.42では「おそらく」D 591としている。

外部リンク 編集