イデル川(イデルがわ、Идэр голイデル・ゴル) とは、モンゴル国北部のフブスグル県ザブハン県を流れる河川で、デルゲル川と同じくセレンガ川の源流の一つである。ハンガイ山脈より流れ出て、トムルブラグ・ソムでデルゲル川と合流しセレンガ川となる。一年の内、170-180日ほどは凍結する。

概要 編集

フブスグル県ジャルガラントには1940年代に木製の橋が架けられており、ガルトにはコンクリート製の橋が架かっている。

清代には伊弟爾河と音写されていた。清朝が北モンゴルを支配下に置くと、流域はサイン・ノヤン部右末旗などの遊牧地とされた[1]

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 須左1939,384頁

参考文献 編集

  • 原著:張穆/訳者:須左嘉橘『改稿 蒙古遊牧記』開明堂出版部、1939年