イルティス (仮装巡洋艦)

イルティス (SMS Iltis) は第一次世界大戦時のドイツの仮装巡洋艦

元はDDG Hansaのグーテンフェルス (Gutenfels) であり、1905年11月18日進水。1914年8月にポートサイドで抑留され、イギリス船Polavonとなった後、タンカーに改造されてTurritellaとなった。そして、インド洋で1917年2月27日に仮装巡洋艦ヴォルフにより拿捕されイルティスとなった。

イルティスは5.2cm砲1門と機雷25個を搭載され、3月4、5日夜にアデン沖に機雷を敷設したが、3月5日にイギリスのスループ、オーディン (HMS Odin) に発見されたため自沈した。

要目 編集

  • トン数:5.528トン
  • 全長:135.2m
  • 水線長:128.8m
  • 速力:11ノット
  • 兵装:5.2cm砲1、機雷25

参考文献 編集

  • John Walter, The Kaiser's Pirates: German Surface Raiders in World War One, Arms and Armour Press, 1994, ISBN 1-85409-136-0