イワン・アレクサンドロヴィチ・スコブレフ(Ivan Aleksandrovich Skobrev、ロシア語: Иван Александрович Скобрев1983年2月8日-)は、ロシアスピードスケート選手。中長距離を得意とするオールラウンダーであり、団体パシュートの選手としても活躍している。モスクワ在住。

Иван Скобрев
Ivan Skobrev
イワン・スコブレフ
2008年ワールドカップ(ベルリン)
基本情報
国籍 ロシアの旗 ロシア
誕生日 (1983-02-08) 1983年2月8日(41歳)
出身地 ロシアの旗ハバロフスク
公式サイト skobrev(LiveJournal)
獲得メダル
男子スピードスケート
オリンピック
2010 バンクーバー 10000m
2010 バンクーバー 5000m
世界オールラウンド選手権
2011 カルガリー Allround
世界距離別選手権
2012 ヘーレンフェーン 1500m
2007 ソルトレイクシティ 団体パシュート
2011 インツェル 5000m
2011 インツェル 10000m
2012 ヘーレンフェーン 団体パシュート
2013 ソチ 1500m
2013 ソチ 5000m

経歴 編集

ハバロフスクの出身。12歳の時、中国ハルビンでスケートを始めた。[1]サンクトペテルブルク国立工学・経済大学観光について学ぶ。[1]ジュニア年代での実績はない。ワールドカップには2002年から参加し、2006/07シーズンに初めての表彰台(1500m3位)に立っているが、目立った成績を残し始めたのは2009/10シーズンである。それまで1回しか表彰台に立てていなかったワールドカップの個人種目で[2]4度3位以内に入り、長距離(5000m/10000m合算)総合2位となった。同シーズンのバンクーバーオリンピックでは、5000mでこの大会ロシア勢初のメダルとなる銅メダルを獲得すると、10000mで世界記録保持者のスベン・クラマーが失格となったこともあり銀メダル。なお、オリンピックは他に2006年トリノ大会でも4種目に参加しているが、いずれもメダルには届いていない。[3] 

オリンピックの翌シーズンにはワールドカップで自身初の優勝(1500m)を果たし、長距離で2シーズン連続の総合2位に入った。さらに同シーズンの世界オールラウンド選手権では4種目中2種目で1位、1種目で3位に入り、ロシア人選手として(ソビエト連邦時代も含め)1987年以来の優勝を果たした。また2011年7月に、ソチオリンピックのアンバサダーとなったことが発表され、「信じられないくらい幸せで、誇りに思っている」と語った。[1]2011/12シーズンはワールドカップで1500m総合5位、長距離同12位に終わったが、世界距離別選手権では自己最高成績の銀メダルを獲得した。翌シーズンもワールドカップでは成績が伸びなかったが、世界選手権ではメダルを得た。

人物 編集

  • 息子が一人いるが、妻とは別居している。[1]
  • 母親もロシア代表のスピードスケーターだった。[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e Speed Skating - Biographies - Ivan Skobrev-国際スケート連盟のバイオグラフィ
  2. ^ 団体パシュートではこの前のシーズンまでに、2位に1回、3位に3回入っている。
  3. ^ 団体パシュート5位、1500m・10000m6位、5000m11位であった。

外部リンク 編集