インティメット・ストレンジャー

トム・スコットのアルバム

インティメット・ストレンジャー』(原題:Intimate Strangers)は、1978年に発売されたトム・スコットのアルバム。ロサンゼルスのスタジオ・ミュージシャン仲間が多く参加しており、TOTOとしても活動し始めていたデヴィッド・ペイチとスティーヴ・ポーカロなどロック系スタジオ・ミュージシャンも交え錚々たる顔ぶれで制作されている。スコットの母国アメリカでは、総合チャートのBillboard 200で123位、『ビルボード』誌のジャズ・アルバム・チャートでは6位に達した[1]

インティメット・ストレンジャー
Intimate Strangers
トム・スコットスタジオ・アルバム
リリース
録音 1977年7月-1977年8月
Recorded at:
CRIMSON SOUND, Santa Monica, CA アメリカ合衆国の旗
SOUND LABS, Los Angeles, CA アメリカ合衆国の旗
HIT FACTORY, New York, NY アメリカ合衆国の旗
ジャンル ジャズフュージョン
時間
レーベル コロムビア・レコード アメリカ合衆国の旗
プロデュース Tom Scott & Hank Cicalo
チャート最高順位
  • 123位(アメリカ[1]
トム・スコット アルバム 年表
/ Blow It Out
(1977)
Intimate Strangers
(1978)
/ Street Beat
(1979)
テンプレートを表示

概要 編集

トム・スコットはジョージ・ハリスンの1974年のアルバム『ダーク・ホース』へサックス・プレーヤーとして参加し、1976年のアルバム『33 1/3』では、リチャード・ティーと共に参加していて、当時のトム・スコットはジャズ/フュージョンというスタイルが確立される以前の、クロス・オーバーと呼ばれていた時代からポップ・ロック路線からもサックス・プレーヤーとしてのオファーが多く、このアルバムはそういったバックボーンを反映したサウンドになっている。また1976年の映画「タクシードライバー」のエンディング・テーマ曲を担当するなど、ジャズ/フュージョンだけに留まらずに幅広く活躍していた時期に制作されたアルバムでもある。アルバム前半は3つの組曲形式で構成されていて「part 3 - Loving and Leaving」の「Lost Inside the Love of You (Reprise)」ではジャコ・パストリアスの流麗なベース・ソロが聴ける。

収録曲 編集

  1. part 1 - Sudden Attraction (Tom Scott) - 5:15
    • Hi Steppers
    • Lost Inside the Love of You
  2. part 2 - A Day & Nite Out Together (Tom Scott) - 5:12
    • Getaway Day
    • Nite Creatures
  3. part 3 - Loving and Leaving (Tom Scott) - 3:37
    • Lost Inside the Love of You (Reprise)
    • Do You Feel Me Now
    • Hi Steppers (Reprise)
  4. Breezin' Easy (Tom Scott) - 3:48
  5. You're So Good to Me (Tom Scott) - 5:34
  6. Puttin' the Bite on You (Tom Scott) - 4:22
  7. Beautiful Music (Tom Scott) - 4:18

録音メンバー 編集

録音データ 編集

Producer
Tom Scott & Hank Cicalo for CRIMSON PRODUCTIONS
Engineer
Hank Cicalo
Terry Becker
Recording Studios
CRIMSON SOUND, Santa Monica, CA
SOUND LABS, Los Angeles, CA
HIT FACTORY, New York, NY

脚注 編集