ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス

ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス (Wolfson Microelectronics)は、スコットランドエディンバラに本社を置くファブレスの半導体企業である。

ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス
Wolfson Microelectronics
略称 Wolfson ウォルフソン
本社所在地 イギリスの旗 イギリス
スコットランド エディンバラ
設立 1984年
業種 半導体設計
事業内容 LSEWLF
代表者 代表取締役社長兼CEO:Mike Hickey
従業員数 370人(2009年)
外部リンク www.Wolfsonmicro.jp
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高性能ミックスト・シグナル製品を主力に開発を行う。開発、販売拠点を米国、アジア太平洋地域やヨーロッパに置く。日本では横浜に半導体開発拠点「Semiconductor Development Centre」を開設している。

現在は米シーラス・ロジック社の傘下である。

事業内容 編集

オーディオおよびイメージング関連のチップ製品の開発を行っており、ウォルフソン製の半導体製品は携帯電話液晶テレビデジタルオーディオプレーヤーゲーム機DVDプレーヤーDVDレコーダーデジタルカメラプリンター複合機などに搭載されている。 米国、日本、中国、台湾、韓国、シンガポールに販売および開発拠点を展開している。AudioPlus戦略を掲げており、Hi-Fiオーディオ半導体分野で世界的地位確立を目標としている。こうした戦略の一環として、2007年にはマイクロアコースティック技術を保有するSonaptic、MEMSセンサー技術を保有するOligonを買収した。Sonapticのアクティブ・ノイズキャンセリング技術を応用したチップ製品は、ノキアオーディオテクニカロジクールなど各社が製品化して発売している。

ウォルフソンが提供する製品の中でも、携帯端末向けチップに強くパームPalmシリーズ、AppleiPodシリーズやiPhoneマイクロソフトZune HDへの採用が有名である。また、ゲーム機向け製品はXboxシリーズに搭載されている。なお、iPod、iPod touchでは発売からウォルフソン製チップが採用されていたが2008年9月に発売された製品から、より安価なシーラス・ロジック製コーデックを搭載しているとされる[要出典]

民生機器ではパイオニアオンキヨーヤマハデノンマランツケンウッドなどをはじめ、主な音響機器メーカー各社が採用している。ARM Cortex-A9プロセッサ向けパワーマネジメントICや超低消費電力製品の開発にも力を入れており、組み込みやモバイル分野向け製品をリリースしている。

日本での販売は、米Wolfson Microelectronicsの日本法人であるウォルフソン・マイクロエレクトロニクス株式会社が担当している。

製品 編集

脚注 編集

外部リンク 編集