エウノミア (小惑星)

メインベルトの小惑星

エウノミア[1][2] (15 Eunomia) は、太陽系小惑星のひとつ。火星木星の間の軌道を公転しており、小惑星帯の中では8から12番目に大きい天体である。

エウノミア
15 Eunomia
エウノミアの軌道。青がエウノミア、 赤が惑星(一番外側の赤は木星)、 黒が太陽。
エウノミアの軌道。青がエウノミア、
赤が惑星(一番外側の赤は木星)、
黒が太陽。
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
エウノミア族
発見
発見日 1857年7月29日
発見者 A. デ・ガスパリス
軌道要素と性質
元期:2009年6月18日 (JD 2,455,000.5)
軌道長半径 (a) 2.643 AU
近日点距離 (q) 2.146 AU
遠日点距離 (Q) 3.139 AU
離心率 (e) 0.188
公転周期 (P) 4.30 年
軌道傾斜角 (i) 11.74
近日点引数 (ω) 97.81 度
昇交点黄経 (Ω) 293.26 度
平均近点角 (M) 178.42 度
物理的性質
直径 255.33 km
質量 8.4 ×1018 kg
平均密度 0.96 g/cm3
表面重力 0.0343 m/s2
脱出速度 0.0935 km/s
自転周期 6.083 時間
スペクトル分類 S
絶対等級 (H) 5.28
アルベド(反射能) 0.2094
表面温度 ~166 K
色指数 (B-V) 0.839
色指数 (U-B) 0.451
Template (ノート 解説) ■Project

またエウノミア族最大の小惑星でもある。このグループの他の小惑星と同様、エウノミアもケイ酸塩とニッケル鉄から構成されており、大きさの割には非常に明るい。

2007年8月に日本で掩蔽が観測された。

発見と命名 編集

イタリアの天文学者、アンニーバレ・デ・ガスパリスがナポリ近郊のカポディモンテ天文台で発見した。

この小惑星は、ギリシア神話においてゼウステミスの間に誕生したホーライのうちの1柱で、秩序女神とされるエウノミアから名付けられた。エウノミアの姉妹には、同じくホーライである正義のディケや運命の3女神モイライたちがいる。

出典 編集

  1. ^ 小惑星日本語表記索引 : 1 - 50”. 日本惑星協会. 2019年3月9日閲覧。
  2. ^ 天文年鑑編集委員会『天文年鑑 2019年版』誠文堂新光社、2018年、164-165頁。ISBN 978-4-416-71802-5 

関連項目 編集

外部リンク 編集


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