エゴー・メコンチェフ(Egor Mekhontsev、1984年11月14日 - )は、ロシアプロボクサースヴェルドロフスク州アスベスト出身。2012年ロンドンオリンピックライトヘビー級金メダリスト。アマチュア時代はライトヘビー級とヘビー級の2階級で活躍した。

エゴー・メコンチェフ
基本情報
本名 エゴー・レオニドビッチ・メコンチェフ
階級 ライトヘビー級
身長 185cm
国籍 ロシアの旗 ロシア
誕生日 (1984-11-14) 1984年11月14日(39歳)
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国スヴェルドロフスク州アスベスト
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 10
勝ち 10
KO勝ち 7
敗け 0
引き分け 0
無効試合 0
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獲得メダル
ロシアの旗 ロシア
男子 ボクシング
オリンピック
2012 ロンドン ライトヘビー級
AIBA世界ボクシング選手権
2009 ミラノ ヘビー級
2011 バクー ライトヘビー級
ヨーロッパボクシング選手権
2008 リバプール ヘビー級
2010 モスクワ ヘビー級

アマチュア時代 編集

2004年ロシアシニア選手権にライトヘビー級部門で出場。決勝でミハエル・ガラに敗れ銀メダルを獲得した。

2005年、ロシアシニア選手権に出場、決勝で敗れ2年連続で銀メダルを獲得した。

2005年中華人民共和国綿陽市で開催された2005年世界ボクシング選手権大会にライトヘビー級(81kg)で出場するが準々決勝で敗退 [1]

2006年、ロシアシニア選手権にライトヘビー級(81kg)で出場。準決勝でアルツール・ベテビイェブに敗れ銅メダルを獲得した。

2007年、ロシアシニア選手権にライトヘビー級(81kg)で出場するも準決勝でエフゲニー・マカーレンコに敗れ2年連続銅メダルに終わった。

ヘビー級に階級を上げた。

2008年イギリスリバプールで行われたヨーロッパボクシング選手権にヘビー級(91kg)で出場。初戦を4回終了時棄権で勝利を収めると、2回戦は14-1の大差判定勝ち。準決勝は接戦ながらも5-2ながら薄氷の僅差判定勝ち。決勝は9-2の判定で優勝を飾った。

2009年イタリアミラノで開かれたAIBA世界ボクシング選手権にヘビー級(91kg)で出場。3回戦でクレメンテ・ルッソを、準決勝でアレクサンデル・ウシクに勝利して金メダルを獲得した。

2010年。地元モスクワで開催されたヨーロッパアマチュアボクシング選手権にヘビー級(91kg)で出場し、金メダルを獲得。

階級を再びライトヘビー級に落とした。

2011年アゼルバイジャンバクーで開催されたAIBA世界ボクシング選手権にライトヘビー級(81kg)で出場、準々決勝でオレクサンドル・グウォジクに勝利するが、準決勝でこの大会で金メダルを獲得するフリオ・セサール・ラ・クルスに敗れ銅メダルを獲得した[2]

2012年ロンドンオリンピックにライトヘビー級(81kg)で出場。順当に勝ち進み決勝でアディリベク・ニヤジムベトフを破り優勝を果たした[3]

試合後プロに転向することを正式に発表した。

プロ時代 編集

プロ転向を発表したメコンチェフはアメリカに渡り、ボブ・アラムトップランクと契約を交わし、ルスラン・プロボドニコフなどの有力ロシア人ボクサーを抱えるマネージャーのヴァデイム・コーニロブと契約を交わした。

2013年12月7日、ニュージャージー州アトランティックシティ ボードウォーク・ホール・ダンスホールギレルモ・リゴンドウVSジョセフ・アグベコの前座でライトヘビー級4回戦でピーター・カジガスとの対戦。左アッパーで3回2分35秒TKO勝ちでデビュー戦を白星で飾った。

2014年2月22日、マカオにあるザ・ベネチアン・マカオコタイ・アリーナ村田諒太鄒市明とメコンチェフの金メダリスト3人のトリプルメインを軸にした「リング・オブ・ゴールド」に登場。アッタポーン・ジャリトラムとのライトヘビー級6回戦に登場し、連打でペースを握るとほとんど打たせず2回には左フックでダウンを奪うと、最後は連打にさらしてレフェリーがストップ。2回2分19秒TKO勝ちを収めた[4]

2014年4月11日、ネバダ州ラスベガスマンダレイ・ベイ・イベント・センターでラモン・ウィリアムスとライトヘビー級契約6回戦を行い3回1分34秒TKO勝ちを収めた。

2014年7月19日、ザ・ベネチアン・マカオ内コタイ・アリーナで、鄒市明対ルイス・デ・ラ・ロサの前座でマイク・ミラフェンテスとライトヘビー級6回戦を行い3回終了時にミラフェンテスが棄権したため勝利を収めた。

戦績 編集

  • プロボクシング:8戦 8勝 (7KO) 無敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2013年12月7日 勝利 3R 2:35 TKO ピーター・カジガス   アメリカ合衆国 プロデビュー戦
2 2014年2月22日 勝利 2R 2:19 TKO アッタポーン・ジャリトラム   タイ
3 2014年4月11日 勝利 3R 1:34 TKO ラモン・ウィリアムス   アメリカ合衆国
4 2014年7月19日 勝利 3R 3:00 TKO マイク・ミラフェンテス   フィリピン
5 2014年9月6日 勝利 3R 2:11 TKO サムエル・ミラー   コロンビア
6 2014年11月8日 勝利 2R 2:22 TKO ジナー・ゲレーロ   エクアドル
7 2014年11月28日 勝利 8R 判定3-0 ジョーイ・ベガ   ウガンダ
8 2015年3月14日 勝利 1R 0:31 TKO マルセロ・レアンドロ・ダ・シルバ   ブラジル
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脚注 編集

  1. ^ 13.World Championships Mianyang, China November 13-20, 2005”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年1月5日閲覧。
  2. ^ 16.AIBA World Championships - Baku, Azerbaijan -September 26 - October 8 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年6月22日閲覧。
  3. ^ 30.Olympic Games - London, Great Britain - July 28 - August 12 2012”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2017年6月22日閲覧。
  4. ^ 金メダルの威力 ゾウ、メコンツェフともKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2014年2月23日

関連項目 編集

外部リンク 編集