エディ・トーラン

アメリカの陸上競技選手 (1908-1967)

エディ・トーラン (Thomas Edward "Eddie" Tolan、1908年9月29日 - 1967年1月31日)は、アメリカコロラド州デンバー出身の陸上競技選手。1932年ロサンゼルスオリンピック男子100m、200mの2種目を制した選手でもあった。

エディ・トーラン Portal:陸上競技
エディ・トーラン(1930年)
選手情報
フルネーム トーマス・エドワード・トーラン
愛称 「深夜の超特急」(midnight express)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
種目 短距離走
生年月日 (1908-09-29) 1908年9月29日
生誕地 コロラド州デンバー
没年月日 (1967-01-31) 1967年1月31日(58歳没)
死没地 ミシガン州デトロイト
身長 170cm
体重 66kg
獲得メダル
陸上競技
オリンピック
1932 男子100 m
1932 男子200 m
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トーランはアメリカンフットボールの選手として、高校生のときにミシガン州選手権を制している。トーランがミシガン大学に在学しているとき100ヤードで9秒5の世界新記録を樹立している。トーランの周辺では有名人となり、同じ年にトーランは100mでも何回も世界タイ記録を達成している。

1932年、全米選手権を制したトーランは、1932年ロサンゼルスオリンピックの100m、200mの代表に選ばれる。トーランは同じアメリカのラルフ・メトカーフにオリンピックのトライアルで2度負けていたが、本番では両種目ともトーランがオリンピック新記録で制し2冠を達成した。しかし、トーランはメトカーフとともに4×100mリレーには出場していない。(それでも、アメリカは世界新記録で金メダルを獲得している。)

オリンピック後にトーランは競技をやめ、プロの選手としていくつかのレースに出場している。またヴォードヴィルを経験したりした。その後、学校教師となり、1967年にデトロイト心筋梗塞のため死去した。

世界記録を樹立したミシガン大学時代に、「深夜の超特急」(midnight express)というあだ名が付けられた。ロサンゼルスオリンピック100m決勝で同走した吉岡隆徳の「暁の超特急」という異名は、このトーランのあだ名をヒントに、当時読売新聞の記者だった川本信正が付けたものである。

外部リンク 編集