エリース東京FC

日本のサッカークラブ
エリースFC東京から転送)

エリース東京FC(エリースとうきょうエフシー、aries TOKYO FC)は、関東サッカーリーグに所属する東京都を本拠地とするサッカークラブで、Jリーグ加盟を目指すクラブの一つ。

エリース東京FC
原語表記 エリース東京FC
呼称 エリース東京
愛称 エリース
クラブカラー  
 
創設年 1970年
所属リーグ 関東サッカーリーグ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン 東京都
運営法人 株式会社エリース東京(トップチーム)
特定非営利活動法人エリースフットボールクラブ(アカデミー)
代表者 中村健太郎
平井聡
小宮敏裕
監督 山口遼
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ
株式会社エリース東京
本社所在地 150-0001
東京都渋谷区神宮前5丁目7番20号神宮前太田ビル5F
北緯35度40分00.3秒 東経139度42分30.9秒 / 北緯35.666750度 東経139.708583度 / 35.666750; 139.708583座標: 北緯35度40分00.3秒 東経139度42分30.9秒 / 北緯35.666750度 東経139.708583度 / 35.666750; 139.708583
設立 2020年5月20日
業種 サービス業
法人番号 3011001133784
事業内容 エリース東京FCトップチームの運営
代表者 中村健太郎
平井聡
外部リンク 公式ウェブサイト
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特定非営利活動法人エリースフットボールクラブ
aries Football Club
国籍 日本の旗 日本
格付 NPO法人
コード 9011605001332
法人番号 3011001133784 ウィキデータを編集
専門分野 サッカー競技の普及・育成事業
設立日 2006年1月
代表者 小宮敏裕
活動地域 東京都
郵便番号 177-0041
事務所 東京都練馬区石神井町4-18-34
会費 10,000円
関係する組織 特定非営利活動法人ベアーズ
関係する人物 呉正恭
外部リンク 公式ウェブサイト
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名称 編集

初の公式戦が行われた4月の星座である牡羊座(aries)にちなんでエリースフットボールクラブと命名される[1]。チーム名を1995年にエリースフットボールクラブ東京、2018年にエリース東京、2019年にエリース東京FCと改称した[2]

概要 編集

1970年立教高校(現:立教新座高校)サッカー部OBが中心となって設立[1]。結成の翌年より東京都リーグを戦い、1993年までに東京都リーグ1部で4度の優勝を果たす。

1994年には関東社会人サッカー大会で優勝し関東社会人サッカーリーグに昇格。

以降12年にわたって関東リーグに所属するが、2006年のシーズンを関東リーグ2部7位で終え、2007年度は再び東京都リーグに活動の場を移す。

2007年のシーズンは東京都リーグ1部で2位となり、関東社会人サッカー大会に出場。この大会で優勝し、1年で関東リーグへの復帰を果たした。

関東リーグ(1部、2部とも)在籍の12シーズン、一度も開幕戦に勝利できなかった(引き分けあり)というジンクスがあったが、2008年の開幕戦にてヴェルフェたかはら那須に1-0で勝利し、ジンクスを打破した。

関連チームとして、弟分的存在のエリースラムズ(1980年創立)、エリースFCを引退したOBが立ち上げた30代中心のエリース東京クラシック(1984年創立:東京都リーグ2部所属 2005年にエリース30'sより改称、2017年まではエリースFC・DX)、40代から50代中心のエリースゴールドカード(1996年創立:東京都社会人4部エントリーリーグ)があり、現在はその全てを総称して「エリースフットボールクラブ」と呼称しており、「エリース東京FC」は「エリースフットボールクラブ」のトップチームとして位置付けられている。

上記4チームの運営母体にあたる「エリースフットボールクラブ」は2006年1月に特定非営利活動法人として東京都から認証された。初代の理事長にはエリース東京のチーム代表者でもある小宮敏裕が就任している。

2020年2月16日、創設50年を機に著名経営者を招いてトップチームを運営する株式会社を設立し、Jリーグ参入を目指すとスポーツ報知によって報じられた[3]。同日、エリース東京FCはプレスリリースを出し、千葉ジェッツふなばし会長の島田慎二が代表を務める株式会社リカオンおよび株式会社フィールドマネージメントの2社と2020年シーズンのコーポレートパートナーとして契約を締結したことが発表された。創設50年目にして初めてパートナーシップ企業受け入れとなった。また、エリース東京FCを運営する新会社にはフィールドマネージメント代表取締役でJリーグ理事の並木裕太が経営に参画する[4]

なお、エリース東京クラシック、エリース東京ゴールドカード、エリース東京シニア、ジュニアユースチーム等は引き続き特定非営利活動法人エリースフットボールクラブによって運営される[4]

2023年6月、監督である山口遼が、6月6日に行われたヴィッセル神戸とFCバルセロナとの試合に対しTwitter上で不適切な発言をしたとして処分される。[5]

成績 編集

年度 所属 順位 勝点 試合 監督
1971 東京都C-2 2位 8 6 1 1
1972 東京都C-8 優勝 5 5 0 0
1973 東京都B-3 優勝 9 8 1 0
1974 東京都B-8 優勝 9 8 0 1
1975 東京都B-3 優勝 9 8 1 0
1976 東京都A 7位 12 5 2 5
1977 東京都1部 6位 14 6 1 9
1978 5位 14 5 4 5
1979 東京都2部 優勝 9 7 2 0
1980 東京都1部 4位 16 9 3 4
1981 9位 13 5 2 6
1982 7位 14 5 6 3
1983 9位 14 6 2 6
1984 5位 14 9 2 3
1985 2位 13 11 1 1
1986 10位 13 4 3 6
1987 5位 12 6 3 3
1988 優勝 12 10 1 1
1989 2位 12 8 2 2
1990 優勝 13 9 3 1
1991 4位 13 9 0 4
1992 2位 13 10 0 3
1993 優勝 13 11 1 1
1994 優勝 13 11 1 1
1995 関東 5位 26 18 7 5 6 18 24 -6
1996 7位 19 18 5 4 9 24 32 -8
1997 3位 31 18 9 4 5 35 24 11
1998 8位 19 18 5 4 9 26 28 -2
1999 4位 26 18 6 8 4 27 13 14
2000 7位 22 18 6 4 8 19 26 -7 出井正知 (選手兼任)
2001 6位 25 18 7 4 7 22 20 2 関口潔
2002 7位 15 9 3 - 6(3) 11 12 -1
2003 関東1部 3位 27 14 7 6 1 28 16 12 北川浩史
2004 5位 19 14 6 1 7 23 19 4
2005 8位 12 14 2 6 6 14 25 -11
2006 関東2部 7位 10 14 2 4 8 17 31 -14
2007 東京都1部 2位 34 14 11 1 2 48 15 33 出井正知
2008 関東2部 4位 23 14 7 2 5 25 25 0
2009 5位 22 14 7 1 6 27 24 3
2010 5位 18 14 5 3 6 22 18 4
2011 2位 29 14 9 2 3 30 16 14 小宮敏裕
2012 関東1部 2位 33 18 10 3 5 35 28 7 檜山康
2013 5位 29 18 9 2 7 34 23 11
2014 10位 7 18 1 4 13 14 43 -29 小宮敏裕
2015 関東2部 2位 34 18 9 7 2 35 16 19 熊谷寛
2016 関東1部 8位 22 18 6 4 8 24 30 -6
2017 10位 6 18 1 3 14 12 50 -38 相馬亘
2018 関東2部 10位 15 18 3 6 9 18 39 -21 熊谷寛
2019 東京都1部 優勝 40 15 13 1 1 38 11 27
2020 東京都1部B 6位 7 7 2 1 4 8 11 -3
2021 東京都1部 優勝 42 16 13 3 0 45 8 37 檜山康
2022 関東2部 4位 25 18 7 4 7 21 22 -1
2023 優勝 46 18 15 1 2 48 19 29 山口遼
2024 関東1部 18
  • ( )はPK戦
  • 1976年までは東京都A=現1部、B=現2部、C=現3部

タイトル 編集

リーグ戦 編集

  • 東京都サッカーリーグ1部 優勝 (1988、1990、1993、1994、2019、2021)

カップ戦 編集

所属選手・スタッフ 編集

2023年

スタッフ 編集

役職 氏名 前職 備考
監督   山口遼 新任
コーチ   桑原徹 新任
コーチ   木下慶悟 新任
コーチ   高口英成 新任
フィジカルコーチ   中野崇 新任
アシスタントコーチ   佐藤凜 新任
GKコーチ   大畑拓也 選手兼任

選手 編集

Pos No. 選手名 前所属 備考
GK 1   大畑拓也 藤枝MYFC コーチ兼任
12   畔柳遼河 JAPANサッカーカレッジ 新加入
36   西原晴翔 EDO ALL UNITED 新加入
DF 2   橋岡和樹 アルビレックス新潟シンガポール 背番号変更
3    韓勝康   福山シティFC 新加入、主将
4   岡田亮太 高知ユナイテッドSC 新加入
13   長井章浩 早稲田ユナイテッド
15   本多立紀 東京23FC
22   中道慶人 福山シティFC 新加入
23   守田創 アヴェントゥーラ川口
25   石原怜 水戸ホーリーホック 新加入
34   柏原大地 流通経済大学 背番号変更
35    鄭攸堅 朝鮮大学 新加入
MF 5   村田翔 tonan前橋 新加入
6   神田凜星 エスペランサSC 新加入
8   滝沢和司 日本大学
10   山下真太郎 横河武蔵野FC
14   太田泰河 アイデンティみらい 新加入
16   高橋俊樹 アルテリーヴォ和歌山 新加入
19   細山海斗 高知ユナイテッドSC 新加入
21   三枝竜也 桃山学院大学 新加入
24   髙原伸介 横浜猛蹴FC
28   馬場智哉 日本大学 新加入
30   武田健太郎 東京国際大学
FW 7   唯井竣平 SHIBUYA CITY FC
9   小牟田洋佑 福島ユナイテッドFC
11   色摩雄貴 いわてグルージャ盛岡 新加入
20   伊藤亮信 中央学院大学
29   松岡ジョナタン 福山シティFC 新加入
-   孫鎬卿 福山シティFC 新加入

歴代所属選手 編集



ユニフォーム 編集

ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st)
FP(2nd)
GK(1st) 水色 水色 水色
GK(2nd)
 
 
 
 
FP 1st
 
 
 
 
FP 2nd
 
 
 
 
GK 1st
 
 
 
 
GK 2nd

クラブカラー 編集

  •   赤、 

1stユニフォームのカラーは創設の母体となった立教高校サッカー部のユニフォームカラーに由来する。2ndユニフォームのカラーは、2ndユニフォーム制定時に、立教高校(大学)についで、出身者の多かった慶應義塾体育会ソッカー部のユニフォームカラーに由来している。

ユニフォームスポンサー 編集

掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
フォンテーン Fountain 2021年 -
鎖骨 フィールドマネージメント FIELD
MANAGEMENT
2021年 - 左側に表記
2ndのみ
2020年は1st背中下部と2nd胸
2021年は1st背中下部と2nd背中上部
リカオン RIKAON 2022年 - 右側に表記
2020年は1st胸と2nd背中下部
2021年は1st背中上部と2nd背中下部
背中上部 ワンエイティ DIGITALEYES
powerd by OneEighty,inc.
2022年 - 2021年は袖
2021年は「OneEighty」表記
背中下部 なし - -
CLINK CLINK 2022年 -
パンツ前面 FRA FRA 2021年 -
パンツ背面 なし - -

ユニフォームサプライヤー 編集

歴代ユニフォームスポンサー 編集

年度 鎖骨左 鎖骨右 背中上部 背中下部 パンツ前面 パンツ背面 サプライヤー
2019 - - - - - - - NIKE
2020 RIKAON
(1st)
FIELD
MANAGEMENT

(2nd)
FIELD
MANAGEMENT

(1st)
RIKAON
(2nd)
2021 Fountain RIKAON
(1st)
FIELD
MANAGEMENT

(2nd)
OneEighty FRA Soccer Junky
2022 FIELD
MANAGEMENT
RIKAON DIGITALEYES
powerd by OneEighty,inc.
- CLINK

脚注 編集

  1. ^ a b チーム紹介 > エリースフットボールクラブ東京 - ウェイバックマシン(2009年5月19日アーカイブ分) 関東サッカーリーグ
  2. ^ 【2018年シーズン始動】
  3. ^ 創設50年「エリース東京FC」資金力強化でJ参入へ”. スポーツ報知 (2020年2月16日). 2020年2月16日閲覧。
  4. ^ a b 【プレスリリース】エリース東京FCの運営体制強化に伴うコーポレートパートナー締結のお知らせ』(プレスリリース)2020年2月16日https://www.aries-tokyo.jp/news/all/195/2020年2月16日閲覧 
  5. ^ エリース東京FC コーチングスタッフにおけるSNSでの不適切発言につい

外部リンク 編集