エル・アティージョ(Municipio El Hatillo)は、ベネズエラミランダ州にある自治体で、カラカスの南東部に位置する。カラカスの郊外住宅地だが、中心部には植民地時代の小さな町だった頃の様子が残っている。面積114km2、2001年統計の人口は5万4225人だが、市の公式サイトでは約9万としている。

エルアティジョ市
ミランダ州におけるバルータの位置

地理 編集

ミランダ州の北寄りにある山地・丘陵地の中にある。山は険しくないが起伏が多く、小さな川の谷沿いに平地がところどころある。西にはバルータと、北東でグアイレ川を隔ててスクレの各自治体に接する。南西では稜線を境にバルータと接し、南東にはパス・カスティージョに接する。

カラカス大都市地区を構成する5つの市の中で、もっとも外れにある。カラカスの中心とは丘陵地を縫って走る道路で連絡し、その方向に近い北西部に人口が偏る。

隣接する自治体 編集

歴史 編集

バルータの郊外としてしだいに人口を増やし、1784年にバルータから分離した区となった。1895年11月に、世界で二番目の水力発電所がこの小さな町に作られた。1936年の人口は4976人、1961年の人口は5584人であった。

行政 編集

2006年現在の市長は、アルフレード・カタラン (Alfredo Catalán) である。

参考文献 編集

  • Jose Marcial Ramos Gedez Historia del Estado Miranda, 1981, Caracas, Venezuela.

外部リンク 編集