エル・ティオ(El Tio)は、ボリビアポトシで地下の世界の王として信じられている神である。ポトシの鉱山には、悪魔に似た形の多くの像がある。エル・ティオは地下世界を統べると同時に保護、破壊も司っている[1]

ポトシの鉱山にあるエル・ティオの像

鉱山労働者は、像にタバココカの葉、アルコール等を備え[2]、もしエル・ティオが食事をできないと自らの手で問題を引き起こすと信じている。ポトシの村民は、儀式でリャマを殺害し、その血を鉱山への入り口に塗り付ける[1]

ポトシの鉱山労働者はカトリック教徒で、彼らはイエス・キリストとエル・ティオの両方を信仰している。エル・ティオは、ハイチロア等、ブードゥー教フォーク・カトリシズムの文化のいくつかの神話と類似している[1]

2013年、ノーティ・ボーイサム・スミスとのコラボでエル・ティオの物語を歌った曲La La La を発売した。

出典 編集

  1. ^ a b c THE DEVIL'S MINER . The Mountain”. Independent Lens. 2013年4月12日閲覧。
  2. ^ Bolivia 2003 - Potosi”. The UCLA, Department of Earth and Space Sciences Tours. 2013年4月12日閲覧。

外部リンク 編集