オバツダドイツ語: Obatzdaドイツ語: Obatzter)はバイエルン料理[1]。チーズディップの一種である[1][2][3]パンに塗るなどして食べる[4]。日本語のカタカナ表記としてはオーバツダも使用される[5]

「オバツダ」の語源は古いドイツ語のangebatzte過去分詞形のバイエルン訛りであり[3]、「混ぜて柔らかくしたもの」[1][2]、「押し潰し混ぜる」[3]の意味である。

もともとは家庭料理であり、古くなったカマンベールチーズバターや柔らかいチーズを足し、タマネギパプリカのみじん切りを加え、ハーブを入れて練り上げて作られる[3]。既製品の販売も行われており[3]、バイエルンのビアガーデンビアホールでは定番のおつまみである[1]

出典 編集

  1. ^ a b c d 坪井由美子 (2018年10月25日). “ドイツ郷土料理図鑑 【南ドイツ編】”. YOUNG GERMANY. 駐日ドイツ大使館. 2023年3月25日閲覧。
  2. ^ a b 坪井由美子. “ビールに合うドイツのおつまみ”. ドイツニュースダイジェスト. 2023年3月25日閲覧。
  3. ^ a b c d e 石井正人 (2011年11月28日). “123 オバツダ”. クラウン独和辞典 ―編集こぼれ話―. 三省堂. 2023年3月25日閲覧。
  4. ^ 「名産品と料理」『A14 地球の歩き方ドイツ 2023~2024』地球の歩き方、2022年、247頁。ISBN 978-4059204589 
  5. ^ "ドイツビールと秋の味覚を味わう美食の祭典 「オクトーバーフェスト」9月3日よりスタート". PR TIMES (Press release). ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル. 7 August 2018. 2023年3月25日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集