オーメン (2006年の映画)

オーメン666から転送)

オーメン』(The Omen)は2006年に制作されたホラー映画。1976年の同名映画『オーメン』のリメイク版。DVDBlu-rayDisney+の邦題は『オーメン666[2]

オーメン
The Omen
監督 ジョン・ムーア
脚本 デヴィッド・セルツァー
製作 ジョン・ムーア
グレン・ウィリアムソン
製作総指揮 デヴィッド・ハーフィールド
ジェフリー・ストット
出演者 リーヴ・シュレイバー
ジュリア・スタイルズ
ミア・ファロー
音楽 マルコ・ベルトラミ
撮影 ジョナサン・セラ英語版
編集 ダン・ジマーマン英語版
製作会社 20世紀フォックス
配給 20世紀フォックス
公開 世界の旗 2006年6月6日
上映時間 110分
105分(短縮版)
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
イタリア語
製作費 $25,000,000[1]
興行収入 世界の旗 $119,496,523[1]
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ヨハネの黙示録獣の数字とされる「666」の数字に合わせて、2006年6月6日に全世界で同時に公開された。

ストーリー 編集

米国人外交官ロバート・ソーンは、身重の妻が入院中の病院から突如呼び出しを受け急行する。そこで知らされたのは母体の命は取りとめたものの子供は死産という悲報であった。

子供を欲しがっていた妻の精神的負担を考慮したロバートは、病院側の勧めもあり、妻に内緒で養子を取ることにする。

その子供はダミアンと名付けられ、二人の手で大事に育てられるが、やがてその周囲に不気味な出来事が頻発するようになる。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹替。

スタッフ 編集

製作 編集

米国のバラエティは2005年7月19日、ダン・マクダーモットが現代風にアレンジした脚本をもとに、 ジョン・ムーアが『オーメン』のリメイクに着手すると報じた[3]

しかしマクダーモットが書き上げた脚本は、あまりにもオリジナルに似ていて変化に乏しい内容だったため、名前はクレジットされず、このリメイク企画に全く関わっていないデヴィッド・セルツァーの名義になっている[4]

オリジナル版『オーメン』のロケに使われたギルフォード大聖堂は、オカルト映画のために30年間ずっとネガティブなイメージが付いてしまったとし、大聖堂の司祭であるビクター・ストックは、新たに公開されるリメイク版は決して観ないように観客たちへ呼びかけた。ストック司祭は、「リチャード・ドナー監督の『オーメン』は大聖堂のイメージが悪くなる大惨事だった。悪魔憑きを信じる人はまだ沢山います。製作されるべき映画ではなかった」と主張。リメイク版の監督にあたったジョン・ムーアは、この作品が大聖堂に悪印象を与えるという話を強く否定した[5]

興行 編集

20世紀フォックス配給の元、2006年6月6日に公開された本作は、2500万ドルの製作費に対し、オープニングで1600万ドル、最終的には全世界で約1億2000万ドルの収益をあげて成功を収めた[1]

備考 編集

前作でダミアンを演じたハーヴェイ・スティーヴンスがタブロイド誌の記者役で出演している。

参考文献 編集

  1. ^ a b c The Omen” (英語). Box Office Mojo. 2012年7月13日閲覧。
  2. ^ 映画 オーメン”. allcinema. 2013年2月2日閲覧。
  3. ^ Remake an ‘Omen’ for helmer”. variety. 2024年5月21日閲覧。
  4. ^ Scriptnotes, Ep 193: How writing credits work — Transcript”. John August. 2024年5月21日閲覧。
  5. ^ Church fears return of Omen curse”. Guardian. 2024年5月21日閲覧。

外部リンク 編集