カイホスロー1世(? - 1210年)は、アナトリアを支配したルーム・セルジューク朝の第6代・第9代スルタン(在位:1192年 - 1196年1205年 - 1210年)。

第5代スルターンであったクルチ・アルスラーン2世の末子。1192年の父の死で即位するが、1196年にスライマーン2世によって廃位されて東ローマ帝国アレクシオス3世アンゲロスを頼って亡命した。1205年に復位すると、君主権強化と領土拡大のため、[要出典]地中海沿岸の諸都市を奪っていった。

この頃、ニカイア帝国が成立していた。かつてカイホスロー1世が頼ったアレクシオス3世は皇位を追われてニカイア帝国を頼っていたが、そのアレクシオス3世と共謀してニカイア帝国から皇位を簒奪しようと策動する。しかし1210年、ニカイア皇帝・テオドロス1世ラスカリスアンティオキア[要出典]戦い、敗死した。

先代
クルチ・アルスラーン2世
ルーム・セルジューク朝
1192年 - 1196年
次代
スライマーン2世
先代
クルチ・アルスラーン3世
ルーム・セルジューク朝
1205年 - 1210年
次代
カイカーウス1世