カオジロサギ(顔白鷺、学名:Egretta novaehollandiae)は、ペリカン目サギ科に分類される鳥類の一種である。オーストラリアでは、Blue crane(青い鶴の意味)とも呼ばれている。

カオジロサギ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
: コサギ属 Egretta
: カオジロサギ E. novaehollandiae
学名
Egretta novaehollandiae
和名
カオジロサギ
英名
White-faced Heron
飛翔する顔白鷺

分布 編集

小スンダ列島から、セレベスニューギニアオーストラリアニュージーランドに分布する。

形態 編集

体長約66-69 cm。前頭部と顔、のどは白色で後頭部から頸、背面にかけては青灰色である。胸から腹部にかけては、やや淡い色の青灰色になる。虹彩は黄色く、嘴は黒色、脚は暗い黄緑色である。

生態 編集

湖沼や湿地、干潟などに生息する。

魚類甲殻類昆虫類カエルなどを捕食する。

水辺の樹木に営巣する。1腹4-5個の卵を産み、抱卵期間は24-26日である。抱卵、育雛とも雌雄共同で行う。雛は約40日で巣立ちする。

関連項目 編集

参考文献 編集

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、24頁