カマール・アデン・アリ

カマール・アデン・アリQamar Aden Ali1957年9月19日 - 2009年12月2日)は、ソマリアの政治家。ソマリア暫定連邦政府の保健相を務めていた。

モガディシュの西にある小さな村で生まれた。ソマリアの大学を卒業後、政治学を学ぶためにドイツ民主共和国(東ドイツ)へ、その後法学を学ぶためロンドンへ渡った。イギリスの市民権を手に入れ、弁護士として暮らした。1990年代半ばにソマリア内戦が激しさを増すと、ソマリアに帰国し現地勢力同士の和平交渉に努めた。その功績が評価され、2004年に暫定連邦政府が成立すると、保険大臣に選ばれた[1]

2009年12月2日モガディシオにあるシャモホテルにて行われていたベナディール大学の卒業式に出席していたところ、自爆テロに遭い即死した。この自爆テロにより同じく参列していたイブラヒム・ハッサン・アドウ高等教育相も即死しており、教育相のモハメド・アブドラヒ・ワエレはその後死亡が確認され、スポーツ相スレイマン・オラド・ロブレも負傷した[2][3]

出典 編集

  1. ^ Minneapolis surgeon feels calling back to Somalia”. startrubune.com (2009年12月19日). 2021年6月15日閲覧。
  2. ^ ソマリアで自爆攻撃、閣僚3人含む19人死亡”. AFPBB News (2009年12月3日). 2009年12月13日閲覧。
  3. ^ RTE News Govt ministers killed in Somalia blast、2009年12月3日付、2011年3月23日閲覧。