カリソメ乙女」(カリソメおとめ)は日本シンガーソングライター椎名林檎による楽曲。いくつかのバージョンが存在する。

カリソメ乙女 DEATH JAZZ ver.
椎名林檎×SOIL&"PIMP"SESSIONSシングル
初出アルバム『三文ゴシップ
リリース
規格 デジタル・ダウンロード
ジャンル J-POP
時間
レーベル 東芝EMI
作詞・作曲 椎名林檎
プロデュース 井上雨迩
チャート最高順位
椎名林檎×SOIL&"PIMP"SESSIONS シングル 年表
-カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)
(2006年)
殺し屋危機一髪
(2013年)
椎名林檎 年表
りんごのうた
(2003年)
カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)
(2006年)
この世の限り
(2007年)
SOIL&"PIMP"SESSIONS 年表
Crush!
(2006年)
カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)
(2006年)
マシロケ
(2007年)
三文ゴシップ 収録曲
  1. 流行
  2. 労働者
  3. 密偵物語
  4. ○地点から
  5. カリソメ乙女
  6. 都合のいい身体
  7. 二人ぼっち時間
  8. マヤカシ優男
  9. 尖った手□
  10. 色恋沙汰
  11. 凡才肌
  12. 余興
  13. 丸の内サディスティック(EXPO Ver.)
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概要 編集

2006年11月1日、東芝EMI(当時)による椎名の公式サイトがソロ活動を休止した2003年以来初めて更新され、椎名林檎名義での活動再開と映画『さくらん』(2007年2月公開)の音楽監督就任、3年ぶりの新曲「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」が映画『さくらん』の主題歌として起用される他、椎名の複数の楽曲が作品に使用されることなどが発表された[1][2]

「カリソメ乙女」には映画『さくらん』主題歌「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」以外にも複数のスタジオ収録バージョンがあり、劇中ではそれら以外にも未発表の別アレンジ・バージョンも使用されている。またこの楽曲は椎名が『さくらん』の登場人物に感情移入して作られたものであるという[3]

カリソメ乙女 death jazz ver. 編集

カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」(カリソメおとめ デスジャズ・バージョン)は、2006年11月11日[注 1]より配信限定で発売された「椎名林檎×SOIL&"PIMP"SESSIONS」名義のデジタル・ダウンロードシングル。かねてから親交のあったSOIL&"PIMP"SESSIONSとの共演作で、椎名が他のアーティストとの共同名義で楽曲を発表したのは本作が初めて[3]。映画『さくらん』の主題歌に起用されたが映画本編では使用されず、一部のスポットCMなどにのみ使用された。アルバム『平成風俗』のアナログ盤やDVDビデオ版の『平成風俗 大吟醸』には収録されたがCD化はされず[4]、のちに椎名の4作目のアルバム『三文ゴシップ』(2009年)に収録された際に初めてCD音源化された[5]。しかし同アルバムでは単に「カリソメ乙女」と表記され、「DEATH JAZZ ver.」の部分は省かれている。

#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」椎名林檎SOIL&"PIMP"SESSIONS

カリソメ乙女 hitokuchizaka ver. 編集

カリソメ乙女(HITOKUCHIZAKA ver.)」(カリソメおとめ ひとくちざかバージョン)は、斎藤ネコにより編曲されたインストゥルメンタル・バージョン。2007年1月17日に「椎名林檎×斎藤ネコ+椎名純平」名義で発売されたシングル「この世の限り」にカップリング曲として収録されている[注 2]。後にアルバム『私と放電』に収録された。サブタイトルの「hitokuchizaka」は、収録スタジオの一口坂スタジオに由来する。

#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「カリソメ乙女(HITOKUCHIZAKA ver.)」椎名林檎斎藤ネコ

カリソメ乙女 tameikesannoh ver. 編集

カリソメ乙女(TAMEIKESANNOH ver.)」(カリソメおとめ ためいけさんのうバージョン)は、2007年2月21日に「椎名林檎×斎藤ネコ名義」で発売されたアルバム『平成風俗』に収録されている楽曲[6]。歌詞は「DEATH JAZZ ver.」の日本語詞から英語詞に変更されている。サブタイトル「TAMEIKESANNOH」は、港区赤坂2丁目溜池山王交差点脇)に所在していた[注 3]所属レーベル東芝EMI(当時)の本社ビル第3スタジオに由来する。

#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「カリソメ乙女(TAMEIKESANNOH ver.)」椎名林檎斎藤ネコ

関連項目 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 公式には11日からの配信と発表されていたが、iTunes Storeでは8日から先行配信された。
  2. ^ 着うたでは「椎名林檎×斎藤ネコ」名義で2006年12月12日より先行配信された。
  3. ^ その後、赤坂5丁目赤坂サカス内の赤坂Bizタワーへ移転。

出典 編集

  1. ^ 林檎ニューアルバム収録曲&参加アーティスト明らかに”. シネマカフェ (2006年10月31日). 2017年12月21日閲覧。
  2. ^ 椎名林檎、新曲「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」配信開始!”. BARKS (2006年11月11日). 2017年12月21日閲覧。
  3. ^ a b 作品 カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)”. 椎名林檎 15周年特設サイト. ユニバーサル ミュージック ジャパン. 2017年12月21日閲覧。
  4. ^ 椎名林檎 新作「平成風俗」がさらに高音質で”. 音楽ナタリー (2007年2月5日). 2017年12月21日閲覧。
  5. ^ 林檎ニューアルバム収録曲&参加アーティスト明らかに”. 音楽ナタリー (2009年5月11日). 2017年12月21日閲覧。
  6. ^ 椎名林檎、リリースに先駆けて楽曲試聴がスタート”. BARKS (2007年2月5日). 2017年12月21日閲覧。