カルボーニアイタリア語: Carbonia ( 音声ファイル))は、イタリア共和国サルデーニャ自治州南サルデーニャ県にある、人口約28,000人の基礎自治体コムーネ)。

カルボーニア
Carbonia
カルボーニアの風景
行政
イタリアの旗 イタリア
サルデーニャの旗 サルデーニャ
県/大都市 南サルデーニャ
CAP(郵便番号) 09013
市外局番 0781
ISTATコード 111009
識別コード B745
分離集落 #行政区画参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 4 (sismicità molto bassa)
気候分類 zona C, 922 GG
公式サイト リンク
人口
人口 28,009 [1](2019-01-01)
人口密度 192.3 人/km2
文化
住民の呼称 carboniensiまたはcarboniesi
守護聖人 聖ポンツィアーノ
(San Ponziano)
祝祭日 5月第3木曜日
地理
座標 北緯39度10分00.49秒 東経08度31分19.05秒 / 北緯39.1668028度 東経8.5219583度 / 39.1668028; 8.5219583座標: 北緯39度10分00.49秒 東経08度31分19.05秒 / 北緯39.1668028度 東経8.5219583度 / 39.1668028; 8.5219583
標高 111 (16 - 492) [2] m
面積 145.63 [3] km2
カルボーニアの位置(イタリア内)
カルボーニア
カルボーニアの位置
南サルデーニャ県におけるコムーネの領域
南サルデーニャ県におけるコムーネの領域 地図
イタリアの旗 ポータル イタリア
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かつては鉱山の街として発展した都市で、街の名もこの地域に豊富に埋蔵されている石炭を意味するイタリア語 Carbone から付けられている。

地理 編集

位置・広がり 編集

サルデーニャ島の西南部に位置する。カルボーニアの市街は、イグレージアスの南約16km、州都カリャリの西約52km、オリスターノの南約82kmに位置する。

隣接コムーネ 編集

隣接するコムーネは以下の通り。

歴史 編集

この都市は、ムッソリーニ政権下、付近の鉱山で働く労働者のための住居を提供するために建設された。市の公式な設立は1938年12月18日のことで、ムッソリーニは都市の設立式典に出席している。

1938年以来、都市は鉱山都市として大きく発展した。イタリアの各地(特に多かったのはヴェネト州シチリア島アブルッツォ州マルケ州バジリカータ州カンパニア州)から大量の人々がこの町に移り住んだ。

1970年代に鉱山が閉山すると、カルボーニアは高い失業率に対処しなければならなくなった。今日、カルボーニアの労働者の多くは重工業部門や運輸部門で働いている。

2005年にカルボーニア=イグレージアス県がカリャリ県から分かれて成立し、イグレージアスと共にその県都となった。

2016年、県級行政区画の統廃合の結果、新設された南サルデーニャ県の所属となった。  

行政 編集

行政区画 編集

カルボーニアには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Bacu Abis, Barbusi, Corongiu, Cortoghiana, Flumentepido,Is Meis, Medadeddu, Cannas, Sirai, Genna Corriga, Is Gannaus, Medau Desogus, Serbariu, Sirri

観光 編集

  • 市の郊外にある Monte Sirai には、フェニキア人カルタゴ人が築いた遺跡がある。
  • 地下墓地ドムス・デ・ヤナス (Domus de Janasが Sirri や Monte Crobu の周辺に所在する。
  • 11世紀に建設されたロマネスク様式の Santa Maria di Flumentepido 教会がある。
  • かつてのSerbariu 炭鉱 (it:Miniera di Serbariuは博物館となり、産業考古学の遺産となっている。

脚注 編集

外部リンク 編集