カンムリワシ

カンムリワシ
Crested Serpent Eagle I IMG 9342.jpg
カンムリワシ Spilornis cheela
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: タカ目 Falconiformes
: タカ科 Accipitridae
: カンムリワシ属 Spilornis
: カンムリワシ S. cheela
学名
Spilornis cheela
(Latham, 1790)
和名
カンムリワシ
英名
Crested serpent eagle
Cresetedserpent-small.jpg
カンムリワシ幼鳥
西表島・浦内マングローブ群落(2008年12月)

カンムリワシ(冠鷲、Spilornis cheela)は、鳥綱タカ目タカ科カンムリワシ属に分類される鳥。

分布

インドインドネシアスリランカタイ、中国南部(福建広東雲南など)、日本石垣島西表島与那国島)、ベトナム

形態

全長55cm。全身の羽毛は褐色で、翼や腹面には白い斑点が入る。尾羽は白く、先端部の羽毛は黒い。後頭部に白い羽毛の混じる冠羽が生えることが和名や英名の由来。

幼鳥では、胸から腹にかけての羽毛、肩羽、雨覆羽が白から黄褐色で、生後第 2暦年頃から成羽への換羽が行われる[1]

Sibley分類体系での位置

シブリー・アールキスト鳥類分類
鳥綱 Aves
コウノトリ目 Ciconiiformes
ハヤブサ下目 Falconides
タカ小目 Accipitrida
タカ科 Accipitridae
タカ亜科 Accipitrinae

生態

湿地水田マングローブ林等に生息する。

食性は動物食で、両生類爬虫類甲殻類昆虫類等を捕食する。特にヘビを好み、英名のSerpent Eagleはこの食性に因む命名。南西諸島にはトビが生息しないため、トビと同じような生態的地位を占め、時には自動車に轢かれた小動物の死骸を食べる事もある。樹上や電柱から獲物が通りかかるのを待ち、獲物を見つけると襲いかかる。通常のタカ類は空中から獲物に直接爪を立てる事が多いが、本種は一度獲物の傍に降り立って地上で攻撃する事が多く、そのため狩りに失敗することも多い。

3-4月に樹上に木の枝を組み合わせた皿状の巣を作り、1個の卵を産む。抱卵日数は35日で、雌雄ともに抱卵する。雛は孵化してから60数日で巣立ちを終え、翌年の春に独立する。 これまで、日本では繁殖しないと思われていたカンムリワシだが、1981年に写真家宮崎学によって3巣の営巣が西表島で見つかり、八重山諸島での繁殖が確定された。

保全状態評価

人間との関係

第14循環の時期には石垣島が大きく開発された。環境の変化がどのような影響を及ぼすか懸念されている。さらに人為的に持ちこまれた外来種である、オオヒキガエルインドクジャクの増加による影響も同様に懸念されている。また、車の増加により、交通事故も多発している。

いずれにせよ、石垣島・西表島ともに網羅的な生息調査が行われたことがないため、生息数が減少しているのかも含めて、実態は不明である。

その他

参考文献

脚注

  1. ^ 竹富島におけるカンムリワシの観察記録 (pdf) Bird Research Vol. 3, pp. S7-S10, 2007
  2. ^ 衆議院公害対策並びに環境保全特別委員会議事録 第84回国会議事録 1978年5月18日付参照

関連項目

外部リンク

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